北口開発協議会に参加したが・・・!!
1/27(土)には私の住んでいるS浦市の北口開発協議会が開催された。一昨年10月の住民投票では公費を投じる開発はいけないとされた。しかし、土地地権者の開発組合による民間開発であっても、取り付け道路などの公共施設は公費の投資は不可欠である。また、種々の整合性をとるのも必要と考えての協議会が昨年11月から発足している。広報で第二回の協議会に意見参加する人の募集があったので、応募したところ、参加希望と意見を出した人が12人だったので、全員参加との連絡が来た。14時からの会議に10分前に行くと、会場は一杯であった。9人だけが意見陳述者として参加しており、その他は傍聴者と市の都市計画部のメンバーであった。意見発表者が個別に自分の意見を述べて、その内容に学識経験者の先生方が内容を質問する形で行われた。賛成意見は私を含めて4人で、5人は反対意見であった。反対意見の一人は住民投票を企画し、反対運動のリーダーであった。そのリーダーは所用があると途中で帰って行った。あとでよく見ていると、反対者は地域はあちこちに住んではいるが、どうも同じ研究会のメンバーであった。反対意見の人達は住民投票で反対されたので、全ての開発をリセットしましょうというものであった。住民投票で問われたのは開発の是非ではなく、公費による投資での開発の是非だったので、反対派の意見は的外れではあるが、簡単に切り捨てられない。多分その人達は受け入れられないと、意見排除だと言い出だすだろう。また賛成者も半分は地権者なので、こちらは漁業権放棄と埋め立てによる利益の主張と住宅環境の0m地帯からの脱却のための排水工事がなおざりにされて来たと主張する。私は両方の利害には関わらないが、市役所のある街の中心の駅が昔ながらの停車場のような駅では困るし、その駅の周りはそれなりの整備をして、ミニ開発でばらばらにならないように望んでいる。その観点で賛成意見を述べた。このように意見はバラバラでまとまりが無く、協議会では意見をとりあえず聞き、反対派、賛成派の意見が事実なのかを整理し、次回までにこれまでの調査結果などをまとめることになった。何となく、まどろっこしい感じであったが、それもやむを得ないだろう。意見を述べる人も市のHPなどで、マスタープランとか前回の議事録などをきちんと押えて来るべきだろう。協議会の学識経験者も意見を述べる人の整理をするのに辟易していた感じもする。反対者も賛成者も自分の立場を主張するだけでなく、この街が良くなっていくのかを前向きに建設的な意見を述べて欲しいと感じていたが、協議会の会長さんのまとめも同じ事を述べて、会は閉会となった。以前経験した山形県の新庄市では住民もどのような駅を作るのか、たとえば材質は、街のイメージを象徴する中庭つくり、そして物産の販売、伝統行事の展示などと建設的な意見を出していると感じたことがあった。そうして出来た駅は当初予定よりも乗客も多く、物産の売り上げも年間目標を一月で達成するという盛況振りであった。旧市街の反対側の未開発の土地は無料の1000台の駐車場となった。ところがそれが幸いしたのと、仙台、秋田、温泉と観光客が各地に分散するターミナルとして、大型バスで観光客が訪れて、ミニ企画展にも多くの人が集まって来ていたのを思いだした。私の町もこんな形での住民参加の街づくりで成功して欲しいなと感じた。そんなことを思いながらぶつぶつと言って、飲み続けてしまった。