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カテゴリ:宮部みゆき作品
トラキチさん運営の参加型ブログ「My Best Books!」で宮部みゆき作品についての“あなたのベスト3”の投票がいまなされていますので、私も参加したいと思います。
第1位 火車 第2位 模倣犯 第3位 孤宿の人 以上をやまもものベスト3として投票いたします。 第1位の『火車』は、私が最初に読んだ宮部作品であり、その素晴らしさに感嘆し、それから以降は本屋さんの店頭で宮部作品を見つけたら必ず買うようになりました。そして、ついにはホームページ「私の宮部みゆき論」を運営するまでになってしまいました。 第2位の『模倣犯』もまた私には思い出深い作品です。この小説が出版されてから2、3週間後に私の運営するホームページの掲示板「みんなで語る宮部みゆき作品」に次々と投稿が書き込まれるようになり、そのほとんどが同小説から深い感銘を受けた読者からのものだったからです。なお、それらのたくさんの投稿の一部はいまも「我らが隣人の宮部さん」で読むことができますし、またそれらを宝島社の『僕たちの好きな宮部みゆき』でも要約して紹介させてもらっています。 第3位をどれにするか大いに迷いました。ただ、トラキチさんのブログ「My Best Books!」の現在の投票状況では宮部みゆきの時代小説が上位に来ていませんね。しかし、それでは宮部みゆきという作家を考える上であまりにも偏った投票結果となっているように思います。ここはやはり時代小説もなにか一冊選ぶ必要があるようです。 以前でしたら『幻色江戸ごよみ』を推薦したでしょうが、今年の6月に『孤宿の人』が出版されました。この作品について、「毎日新聞」2005年7月14日の東京夕刊は、作者へのインタビューを踏まえて「舞台は讃岐国丸亀藩を想定した丸海藩。初めて江戸を飛び出した。さらに、市井の善き人々の哀歓漂う作風を離れ、『今までと違ったことをやりたい』と新境地に挑んだ異色作だ」と紹介しています。この異色作はきっと宮部みゆきの代表作の一つになるに違いない力作だと思いますので、第3位に推すことにいたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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