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カテゴリ:中国
google簡体中文版に環球網のサイト内に載った「日本メディアは中国のPM2.5が日本に流れつくことに不満 日本はツケをはらわねばならぬのか」と題する記事が載りました。
↓ http://world.huanqiu.com/exclusive/2014-03/4877073.html 中国サイトの表題がなかなか過激なので、中国側の反論かと思って読みましたら、内容はいたってまともなもので、この表題は日本の「産経新聞」の2014年3月3日 の「主張」の「pm2.5 日本が『ツケ』を払うのか」との表題をそのまま写しただけのものと分りました。反論というより、日本の「産経新聞」の「主張」の「経済成長と軍事力増強を全てに優先させてきた結果が、地球を危うくする事態を招くに至った。大国と途上国という2つの顔の使い分けに終止符を打つべきだ。それが『地球市民』としてのモラルであろう」との中国に対する意見への弁明というような内容です。環球網は中国共産党の機関紙「人民日報」が運営するサイトであり、中国側の公式見解といってもいいと思いますので、その記事の結論部分だけを翻訳してお伝えしたと思います。 「実際、大気汚染問題はすでに中国民衆の関心の的の一つとなっています。早くも2012年2月末に中国国務院は『環境空気質量基準』のPM2.5監視基準を厳しくする新たな改訂に同意しています。その後すぐPM2.5問題を『政府工作報告』に書き加えましたが、このことは中国の最近の環境保護対策の縮図の一つでしかありません。 『人民日報』は、曽て中国の汚染情況は発達した国よりさらに複雑であり、基準は相対的に立ち遅れてしまい、協同対策にはなお永い歳月がかかりますと指摘していました。PM2.5対策には永い期間が必要で、発達した国の歴史を見ても、欧米では十数年掛かり、いまやっと下り車線に入りました。このように人体の健康保護を目標とした環境基準の達成は短期間に出来ることではなく、巨大な代償を支払わねばなりません。」 ねっ、まともすぎるほどまともですね。日本の一部のネットの報道に過剰反応があるようですが、中国側の本音はともかく、少なくとも公式見解はこのようなものだと知っておくべきだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月01日 19時01分06秒
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