テーマ:徒然日記(22847)
カテゴリ:詩
昨日、詩人会議の平和のつどいに参加し、朗読をすることになっていたので、万を持してそれに臨みました。 病院でCT検査を受け異常ないことを確認し、昨日は外出せず、家で休んでいました。 ポエム・マチネ、武蔵野詩人会議、千葉詩人会議、横浜詩人会議、草加、すずらんの詩の朗読、エッセイの朗読、コントなどが繰り広げられました。 余興はいつもの池田里香さんのフルート演奏と奄美のロック島唄の築秋雄さんの演奏でした。 ドゥビュッシーやフォーレの美しいフルートの音色が響き渡り、力強いロック島唄が会場を盛り上げました。 5分間の休憩の後、メインの講演として第15代王府おもろ伝承者の安仁屋真昭氏の琉球王府の「おもろ」の演奏が行われました。もう一人「おもろ」の演奏に加わりふたりの演奏となりました。琉球の古謡である「おもろ」はゆったりとした演奏で風格を感じました。 3万5千人を集めた沖縄県民大会はこの「おもろ」で始まったことを初めて知りました。琉球は長い歴史の間武器を持たない国として存在していたのだそうです。その歴史を踏まえて今があるのでしょう。 いつも朗読愛好者の朗読で締めくくられますが今年はそれがなく、ちょっと寂しい気もしましたが、「おもろ」の講演は意義あるものでした。はじめて「おもろ」を聞き、初めて「おもろ」を知った充実した時間でした。 私の朗読は千葉詩人会議のメンバーと一緒に行われました。最初は「靄の中から出で 靄の中に入る」を読むつもりでしたが、事務局から連絡が入り、詩人会議8月号に載った「白いハンカチ」を読むよう要請されたのでした。 どう読もうかと考えましたが、7月、奈良岡朋子さんの朗読「黒い雨」を聞いて心を決めました。あまり大げさな抑揚をつけずに、淡々と読もうと・・・。それが功を奏したようです。良かったという評判でした。文字で読んだ時も良かったけれど、朗読で聞いたときはまた全然違って聞こえて、良さが浮き彫りになった、と。 そんなに朗読の意味があるのかと改めて感じました。これは自分ではわからないものです。 少しばかり、以前、小原乃梨子先生(声優)から朗読を教えていただいたのもよかったのかなと思います。感謝です。
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