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2007.11.11
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カテゴリ:「学力」問題
やらなくてはならないアンケート集計と分析からちょっと逃避。
まったく「封印」できていません(爆)
とりあえず、このところ「学力」「学力テスト」について、私が勉強しているサイトのご紹介をします。

↓「学力」についての興味深い考察、
「教育の窓・ある退職校長の想い」より
「PISA調査がねらうもの(1)」
こちらの記事では、PISA調査の責任者、アンドレア・シュライシャー先生の講演会の要約と感想から、PISA調査について、
-------------
※ PISAが目ざしているのは、

 学校教育が、一人ひとりの子どもの将来の人生において、どれだけ有効となる学びを保障しているか。それを測ることである。
 それにしても、PISA調査が目ざすところの、壮大な試みには、心うたれるものがある。調査できない能力はないと考えているかのようだ。従来わたしたちは、『そのようなものは、ペーパーテストでは測れない。』と平気で言ってきた。その壮大な試みに拍手を贈るとともに、どのような調査内容になるのか見守りたい思いだ。
----------------
と書かれています。

また、
「PISA調査がねらうもの(2)」
こちらの記事では、下記のようなご意見が書かれていました。
----------------
 より、真の学力を見ようとする、PISA調査。その調査で、読解について、学力の二極化が進んだといわれる状況は、何なのでしょう。
 世間でよく言われる学力低下論と軌を一にするものなのでしょうか。わたしはそうは思いません。

 世間でよく言われる学力低下論は、単なる知識・技能の習得について、言われているように思います。あまり、『日本の子どもの思考力、問題追求力が落ちた。』などとは、聞いたことがありませんものね。
------------------

 このシリーズ、まだ、(3)が予定されているようです。楽しみです。


そして、記事中にご紹介のあった、PISA調査の責任者、アンドレア・シュライシャー先生の講演会記録は
「OECD加盟国の生徒の学習到達度」 2003年1月27日 於:東京大学大学院教育学研究科第一会議室
です。



なかなか面白かったので、
日本の子ども達が弱い、といわれている「活用力」「応用問題」がどのようなものか、
↓検索でさがして、「PISA調査」の問題を調べてみました。
http://www.ocec.ne.jp/linksyu/pisatimss/koukaimonndai.htm
PISA調査とTIMSS調査の公開問題例のPDFへのリンクが貼ってあるページです。

新聞報道だけでは、この「PISA調査」のいう「学力」の考え方はわかりません。

また、OECD諸国間の正答率ランキングだけで、
「学力低下」を論じるのは、

それこそ
「PISA型読解力」が
日本人の大人に
不足している証拠

だとさえ言えると
思います。




PISA型読解力や数学的リテラシー、科学的リテラシーの考え方は、
「全国共通学力テスト」の問題にとっても影響を与えていて、
特に、B問題群・・「活用力」を評価しているらしい問題には、
とってもよく似た問題が作製されています。
調査問題の解説と解答類型(教育課程研究センター研究開発部学力調査課)


シンプルに問題だけ見たい場合は、
平成19年度全国学力・学習状況調査の調査問題について(教育課程研究センター研究開発部学力調査課)



比べてながめてみて面白かったのは、
似ているけど違うところですね。
その違いについてどう考えるのか、また、ちょっとずつまとめて行きたいと思いますが、
どうも、現行学習指導要領は、「PISA型学力の獲得」を目指したものの、「活用力」の育成がうまくいかなかった、ということはいえると思いますが、それを「学力低下」という名で呼ぶことはまずいと思います。何度も言うようですが、全体的に学力が落ちているというよりは、「学力格差」が以前よりも大きくなってきているらしい、ということですから。
PISA調査でいう、習熟度0,1の生徒増加してしまった原因には、かなり複雑な因子が絡み合っていると思われます。学力格差の背景には、親の経済格差があるようですし、しかも、それは単に、「塾など学校外の学習機会」を与えてやれるかどうか、ということだけでなく、文化的背景を含めた家庭の教育力の格差があるのではないか、と考えられるからです。

また、テスト問題の違いは、もちろん技術的な違いもあると思われますが、計ろうとしている「学力」のイメージの差が反映されているような気がするのです。

つまり、子ども達にどのような大人になってもらいたいのか、
そのために必要な学力、「リテラシー」とは何か。


私は「欧米化!」といわれても、
PISA調査の考え方の方に、賛同します。
日本の「学力テスト」の方がちょっとせこい感じがする、とだけ今はコメントしておきます。


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Last updated  2007.11.11 22:19:44
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