カテゴリ:「学力」問題
PISA2006の結果が発表された。
「予想通り」国際ランキングが下がって、また「学力低下論」がにぎやかになってきた。渡海文部科学大臣が、「現行学習指導要領」の問題を指摘し、学習指導要領の改訂と実施を「前倒し」で行うことについて発言したようだ。 大方の論調は、国際ランキングでの順位が落ちたことが根拠になっている。 でも、PISA調査の考え方からみると、実はランキング自体にはあんまり大きな意味がない。どのような問題にたいして、どのような回答の傾向があるのかをきちんと検討してこそ意味がある。 ランキングの順位だけをとりあげて、何かを言おうとするのは、「資料解釈」という「リテラシー」が不足しているとしかいいようがない。 「渡海文科相は授業時間、学習内容削減を進めた現行の学習指導要領に課題があったと言及しているが、東京理科大の沢田利夫教授(日本数学教育学会名誉会長)も「調査のたびに落ちていくのは、ゆとり教育で授業時間が減った影響であることが明らかだ。期間が長引くほどさらに低下するだろう」と、指摘する。」←産経新聞のサイトより ----------------- sent from W-ZERO3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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