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ザ・スーパー・ポップ宣言

U.S.BDG究極LP2

U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(2)


スウィート・ソウル・ベスト10 集計一覧

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U.S.BDG 究極のLPコレクション(1) (2) (3) (4) (5) (6)

マニアック甘茶ソウル@YOU TUBE


【 U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 】

(甘茶偏差値65以上)
(甘茶偏差値61以上)
(甘茶偏差値60)

14.GALAXXY FEATURING RON AIKENS (POP ART 8784)'82

GALAXXY.jpg

銀河という名を持つダンス/ファンク系バンドのアルバム。スターウォーズのオープニングを彷彿させるジャケがユニークですね。しかし中身の方は特に目玉曲もない凡庸な出来で、ある意味「究コレ」コーナーを象徴するアルバムと言えるでしょう。

A1はいまいち面白みに欠けるけど、ほどよく引き締まったダンス・サウンド。ダンスものが好きな方には受けるのかも。A2は凡庸な甘めのスロウ。A3は何てコメントしていいのやら、ソウルでないばかりか黒人音楽とさえ感じられない駄曲でかなり萎えます。B1,B3はファンクっぽいダンス曲だけど、これらもどうにもつまらない内容。B2はゆったりとした甘目のスロウ。淡白で浮遊感を感じさせる曲調は好印象だけど、特に何度も聴きたいとも思わない程度の出来。B4も出来がいまいちなゆるいダンス曲。(偏差値60以上はありません。)

A1. We're Here To Rock You
2. Lady
3. You Got It

B1. Party
2. Spend Some Time
3. Give Your Dog A Bone
4. Come Let Me Love You

15.HEAVEN SENT & ECSTASY / THE GREATEST LOVE STORY (JAMIEKO'S 777) '80

HEAVEN SENT  ECSTASY THE GREATEST LOVE STORY2.jpg

インチキ新興宗教教祖と借金の方に取られ教祖の慰めものとなった少女という風情でジャケの大きな三角形の中で映っている男女のツインリードが中心のグループのもよう。他のメンバーの装いも天国をイメージしたもののようだし、曲名やらグループ名やらと何から何までエセ宗教っぽくてウンザリ、、、嫌いなんだよな、宗教団体。洒落でやってるのかマジなのか。宗教絡みだとしたら19のJ.O.B. ORQUESTRAと同じですね。とはいえ、こういった怪しさもまたトンデモなC級グループの楽しみ方の一つ。気を取り直して純粋に音だけを聴いてみました。

1は全体に流れるほんわかとした不思議な空気がなかなか魅力的。曲名からも天国をイメージしたものなのだろうが、だからといってどうってことない内容。2は大作志向で甘茶風に女性リードにファルセットが絡みますが、ではメロディが魅力的か?胸をときめかす何かがあるのか?というと「そんな物は無い」としか言えない甘茶の出来損ない。

3、5、7、9はファンクですが私は適性不足なのかどれも良さが分からない。(どこか他の方のレビューをご参照下さい。)特に5の出だしのビートがブレイクビーツということで一部クラブDJに持て囃されているようですが、どこがいいのかさっぱり???です。まさかレア高値盤だからってことはないよね?このブレイクビーツの魅力、どなたか教えて下さい。(もちろん純粋モードで言ってます。)

4は自然体でやっているアットホームな雰囲気の伝わるアップ系の作品だが素人っぽさは否めないし魅力に欠ける。地元で仲間の結婚披露宴にでも演奏してあげるといいだろう。6は幾分こなれたものの2と似たようなもので甘茶ソウルとしてはメロディに魅力が欠ける。8もムードはいいのだが如何せんメロディに魅力が足りない。女性リードオンリーってのもマイナス材料。むしろ思い切って出だしの雰囲気のある男性コーラス中心に攻めてみる手はなかっただろうか。

高沢氏のコメントからも相当期待した3曲のバラードだったが、どれも私の趣味からはほど遠く、出来も悪いし魅力にも欠けると思う。全体としてもU.S.BDGでは「究コレ」コーナーで数行だけ紹介されたに止まったことが納得のいく出来。グループとそのメンバーに責任は無いがどう考えても騒がれすぎだろう。2007年にP-VINE PCD23854としてCD化されました。(偏差値60以上はありません。)

1. I See Heaven
2. Bless You With All My Love (甘茶)
3. Satisfaction To The Bone:(Nitty Gritty Naked Bone)
4. Rapping With My Subconscious Mind
5. I'm A Lady
6. We're Together Again (甘茶)
7. Shake.Groove Move
8. The Greatest Love Story (甘茶)
9. Show-nuf Funky Beat
10. Success Ya'll

16.HIGH QUALITY / DANGEROUS (H.Q. 10986)'87

HIGH QUALITY lp.JPG

87年製ということで、かなり機械臭のヒドイ音造り。所謂ブラコン風の唱法といい80/90Sが苦手な人にはツライ内容でしょうね。A1は暗めのアップ、A3/B1は暗めのダンスサウンドで全く魅力の無い内容。スウィート好きの聴き所は残りの3曲ということになります。A2は甘めのバラード。コーラスに70年代の面影を感じさせるものの、ころころと変わる男女混声のリードやあっさり風味のメロディが少々物足りない。

B2も落ち着いたバラードだけどコーラスが大人しい分、更につまらない感じ。A2もそうだけどドラムの過剰な重低音が虚しく響きます、、、。B3は71年のBill Withersのカバー。オリジナル自体暗いから個人的に好きな曲じゃないけど、後半になってファルセット(女性かも)が延々雄叫びをあげて盛り上がる箇所は甘茶ソウル風と言えるかな。独自解釈をした内容は一聴の価値ありって感じだけど、そう大した出来ではない。
(偏差値60以上はありません。)

A1 No girl ever show me
A2 Romantic lover (バラード)
A3 Down baby
B1 Don't hold me back
B2 I'm just a fool (バラード)
B3 Ain't no sunshine(甘茶偏差値58)

17.HOLLAND , DOZIER & HOLLAND / YESTERDAY , TODAY , FOREVER (JOBETE MUSIC COMPANY 9)

HOLLAND  DOZIER  HOLLAND.jpg

18.HOT CHOCOLATE (CO CO 1010) '71

HOT CHOCOLATE.jpg

「Is The Conveyor」というソロアルバムやモダンソウル・クラシック「GREAT LAKES ORCHESTRA / THIS IS THE NIGHT FOR LOVING '82」(甘百BILLY'S SELLECT 031)で有名なLOU RAGLANDのいたグループの71年のアルバム。7曲中4曲がインストで3曲がヴォーカル入り。ただしその3曲もコーラスが付くこともなくグループ名から連想されるような甘さは微塵も無い。

1はヴォーカル入りでファンキーなグルーヴを感じさせる曲でまずまずの出来。2、4はゆったりとした暗く沈んだインスト曲。3はタイトルから連想できるようにセクシーなムードを指向したゆったりとしたインストナンバー。5は語りから入り6分10秒にも及ぶスローバラード。ギター、ベース&ドラムというスカスカにシンプルなサウンドをバックにルー・ラグランのヴォーカルが冴える。コーラスは付かず、甘いというよりは崇高な精神世界を感じさせる曲で個人的好みではないが出来は良い。

6もヴォーカルこそ無いが1同様ファンキーなグルーヴを感じさせる曲。タイトなドラムソロ部分などもありクラブで流せばそれなりに映えそうだけどパワープレイできる程の内容は無い。7も4同様ルーのヴォーカルが闇夜に響き渡る崇高なスローだけど出来はもうひとつといったところ。(SOUL BROTHER CDSBCS1としてCD化されました。)

1. Ain't That A Groove
2. So Dam Funky
3. Sexy Moods Of Your Mind
4. Messin' With Sly
5. We Had True Love(偏差値62)
6. What You Want To Do
7. What Should I Do

19.J.O.B. ORQUESTRA / OPEN THE DOORS TO YOUR HEART (OM 1) '78

J.O.B.ORqueSTRA.jpg

ちょっと幻想的で一見うす気味悪いジャケのこのグループは、クリシュナ意識国際協会(通称:ハレー・クリシュナ)の関連グループのようで、アルバム通して随所にクリシュナという言葉が使われています。宗教団体は一切合切嫌いだけど、このジャケは精神世界をうまく神秘的に表し好内容かと。中身の方はアップ中心の軽快なもので、そのものズバリのザ・ソウルという曲名もあるけれど、全体としてはソウルと言うよりディスコ系アルバムという感じですね。宗教ディスコとでも命名しておきましょう。

A-1はファルセットで歌われる暗めのバラード。なんとかフィリー風甘茶ソウルと言えますか。コーラスもほとんど無くメロディも魅力不足だけど、ストリングスなど入って雰囲気は悪くは無い。A-2はアップテンポで明るく元気で歯切れの良い擬似フィリー・ダンサー。男女のツインリードで爽快で流暢なメロディに載せて気持ち良さそうに歌います。ストリングスの音色も秀逸で全体としてかなりキャッチーな出来。シングル・ヒットしていても不思議ではないけど、エンディングに入る「ハレー・クリシュナ」のフレーズに萎えー。「桑江知子 / 永遠の朝」で似たフレーズが出てきます。

A-3は少しテンポを落としたアップでA-2ほどのキャッチーさは無いけど出来は悪く無い。この男性ヴォーカルの声質はちょっと魅力薄ですね。A-4も男女ツインリードのアップ。途中まで軽快に流れるけど後半は延々と「ハレー・クリシュナ」の合唱大会、、、誰か止めてくれ。B-1は爽やかなフィリー風ミディアム。高揚感のあるストリングスが好印象でJOHNNY BRISTOL辺りの軽めのソウルを連想させる。B-3もA-2ほどではないけど軽快な擬似フィリー・ダンサー。メロディはなだらかでスキャットも入りなかなかのグルーヴ。最後のB-4は幻想的な宗教歌という感じ。

A-1.ONLY FAITH AND HOPE (甘茶)
2.CAN'T FIND THE WAY (フィリーダンサー偏差値65)
3.DON'T WANT THAT ILLUSION (アップ)
4.YEILD TO HIM (アップ)
B-1.I BELIEVE IN THEE (ミディアム)
2.THE SOUL (ミディアム)
3.OPEN THE DOORS OF YOUR HEART(フィリーダンサー偏差値63)
4.GOVINDA

20.LE' GAMBY / DOUBLE OO TO SWEET (SCORE 1985-16)'85

LE GAMBY  DOUBLE 00 TO SWEET lp.JPG

U.S.BDGでは「リー・ムーアのソウルフルなヴォーカルがマニア好み。キャメオ・スタイル。」とのこと。キャメオというグループをほとんど聴いたことがないからよく分からないんだけど、このグループをカテゴライズするとエレクトロ・ファンクってことになりそう。ヴォーカルもA1ではいきなりヴォコーダーだし、サウンドも機械臭プンプンでいわゆる70年代ソウルの面影は皆無と言っていい。高沢氏のコメントも「ファンクとしては(ソウルフル)」という意味なのでしょう。まあ、はっきり言ってヴォーカルについても全く妙味が無いし、サウンド、曲、メロディ、どれをとっても聴き所の無い駄作と思われ。(偏差値60以上はありません。)

A1 Double OO Too Sweet
A2 Whippin
A3 Sweet Baby
B1 You Played On Me
B2 Sweet Eyes
B3 Esmerelda

21.LOVE PEOPLE / SING IT AGAIN (GUINNESS 36059)'77

LOVE PEOPLE  SING IT AGAIN.jpg

「いろんなタイプの曲が入っているので本当に1つのグループか疑わしい」と書かれている通り、内容にいまいち一貫性がないアルバム。A1は軽めで垢抜けないアップ。A2も同タイプで共に出来はいまいち。この2曲は恐らく同一グループ。A3はバリトン&ファルセットによる甘めのスロウだが、キャッチーさに欠け甘茶偏差値は55程度。A4も同タイプの甘めのスロウだけど、ヴォーカルがほとんど無く甘茶と呼ぶことさえ躊躇ってしまう内容。A5はMartha & The Vandellasのヒット曲のカバーで恐らくキッズグループ。曲そのものが良いからか特に悪い出来ではない。

B1はA5と同じキッズグループかも。「21st Century / Remember The Rain」とか「Brighter Side of Darkness - Love Jones」辺りを彷彿させるちょっと暗めの甘茶ソウルでかなり良質。それにしても既聴感があるなあ、、、と思って調べたら、ぬわんとこれ甘茶ソウル百科事典P.20掲載の「ERROLL GAY & IMAGINATIONS / YOU DON'T WANT MY LOVE」そのものじゃあありませんか。もしかして新発見?(笑)。B2は煮え切らない軽めのアップ。B3、B4はまずまずのミディアム。ということでB1が唯一の聴き所なのでERROLL GAYのシングル持ってる人には特に不要なアルバムかもしれません。

A1.SING IT
2.IF YOU NEED SOMEONE
3.IT'S ALRIGHT (甘茶)
4.GIVE ME YOUR LOVE
5.DANCING IN THE STREET
B1.YOU DON'T WANT MY LOVE(甘茶偏差値64)
2.LOVE AND AFFECTION
3.NO WAY TO TREAT YOUR MAN
4.THE GIRL YOU LEFT BEHIND

22.CONNIE MCGILL AND THE VISIONS / RELAX WITH CONNIE MCGILL AND THE VISIONS (WATCH 100)

CONNIE MCGILL AND THE VISIONS.jpg

NIGHT TRAIN NTICD7133としてCD化。59年~65年と古めの内容。オリジナルに5曲未発表曲音源が追加された模様。3は落ち着いた甘めのスロウだけど地味な仕上がりで内容はいまいち。


(WATCH 100)

1.(INTRODUCTION)HE CREATED
2.I CAN'T LIVE WITHOUT YOU
3.I WANT TO BE FREE
4.FOR THAT GREAT DAY
5.WEEKEND'S
6.HE CREATED YOU FOR ME
7.I'M SO HAPPY I FOUND YOU
8.I CAN'T STOP MY LOVE
9.TAKE IT LIKE A MAN
10.PEACE OF MIND
11.NO! I WON'T BELIEVE IT
12.MY LOVE WILL NEVER CHANGE

CONNIE MCGILL AND THE VISIONS 2.jpg

* (NIGHT TRAIN NTICD7133)

1. He Created You for Me
2. No! I Won't Believe It
3. For That Great Day
4. My Love Will Never Change
5. Take It Like A Man
6. I Can't Stop My Love (version 1)
7. Peace of Mind
8. I Wanna Be Yours
9. I Want to Be Free
10. A Million Year's
11. I Could Never Love Another
12. I Can't Stop My Love (version 2)
13. I'm So Happy I Found You
14. Week End's
15. To Make Me Feel Alright
16. Ain't That Something
17. More Than Words Can Say

23.MEN VISION (DURIUM 30.325)'79

men vision.jpg

珍しくイタリアのレーベルから出ているアルバム。なんでイタリア?って違和感を感じてしまいますが中身もそれ以上に違和感を感じさせるアルバムです。

A1はポップで軽快なディスコ。シンセなどの機会臭がキツメで、悪く言えば軽薄なポップ・ディスコって感じ。A2も同様。A3は甘くキャッチーでポップな曲。曲調は淡白で、透明感のあるコーラスがメイン・ディッシュという感じ。メロディも洗練されていて出来はかなり良いんだけれど、これ、本当に黒人がやってるの?って疑問に思っちゃうぐらい白人的な内容。例えるならば、80年代の白人グループのポピュラー・ヒット「Spandau Ballet / TRUE」みたいな雰囲気。これをソウルと呼んじゃっていいのか甚だ疑問です。A4,A5,B1もA1/A2と同様にポップなディスコ。ちょっと暗く出来は凡庸。

B2は甘く暗めのバラード。ポップな味付けでソウルという雰囲気は希薄だけれど、後半になってファルセットの盛り上がりも有り、ギリギリ甘茶ソウル認定しても良さそう。B2は暗めのミディアム。B4はなんとアーチーズの69年のポップヒットのカバー。この曲の存在が象徴するように全体としてポップ志向でソウル色が希薄なんですよねー。何故究コレ・コーナーに取り上げられたのか疑問が残る一枚でした。

A1 disco dance
A2 pico's eagles dancing corporation
A3 so sweet is your love
A4 one and one is three
A5 do it right
B1 born looser
B2 no worries no tears(甘茶偏差値60)
B3 soul party
B4 sugar sugar
B5 relighting and smiling

24.MOODS (SOIREE 78006)'78

MOODS.jpg

2007年にCDで再発。無地のバックにMOODSとだけ書かれたシンプルなジャケに、ハイセンスなソウルが展開されているのか、それとも単にB級C級グループの駄盤手抜きジャケなのかといろいろ想い巡らせてたんですが、結果は後者で少々ガッカリな内容。ただし収録曲に甘めのスロウが多いので、甘茶ソウル・コレクションの一部としての存在意義はあるかも知れません。

1はファルセットがスキップしているかのようなアップテンポで明るく軽やかなナンバー。楽しい雰囲気のなかなか面白みがある曲で、私が強いてこのアルバムから一曲挙げるとしたらこの曲です。2はオーソドックスなゆったりとしたスロウ・バラード。リードはバリトンでコーラスも平凡で妙味なし。3は擬似ライブ仕立てでムーディーなスロウ。リードがころころ変わり、メロディにも掴みどころが無い感じ。ファルセットが切れ込んでくるところなんかは一瞬色めき立たなくもないが、コーラスアレンジがかなり素人臭かったりして散漫な印象。

4はテナー・リードの甘めのスロウ。5は暗めのアップ。7は暗めのゆったりとしたファンク。どれも特に褒めるべき点は無い。6はテナーに時折ファルセットが絡む甘めのスロウ。なかなかいいムードなのですが、バックで延々ポンポコ鳴ってるボンゴの音がミスマッチで惜しい。コーラスの声質もいまいち魅力に欠け甘茶偏差値は58程度。

全体としてかなり素人っぽい作りで、リード、コーラスの声質、メロディ、アレンジとどれをとっても魅力に欠けると思います。(偏差値60以上はありません。)

1. Grooving When We Meet
2. You Came Into My Life
3. Neither One Of Us (甘茶)
4. This Magic
5. Live Today
6. Without Her (甘茶)
7. Funk It Out

25.MYSTIC / BACK FROM THE PAST (A.R.T. 100)'84

mystic.jpg

That's the kind of love / I really love you (Teako)のMYSTICSと同一グループらしいです。That's the kind of love は「DYNAMITE SOUL HARMONY VOL.1」にも収録されています。

26.100% PURE POISON / COMING RIGHT AT YOU (EMI 3001)'74

100% PURE POISON 2.jpg

SOUL BROTHER CDSBCS10としてCD化。「100%純度の毒薬」というグループ名ともどもジャケの品のある、しかし神秘的で毒々しい妙味あるアートワークが秀逸。結論としては全体にコーラスがほとんど無く甘茶ソウル的魅力は少ない。然しながら楽曲の完成度は高くオリジナリティも感じさせ、この究コレ・コーナーの他の駄盤群とは一線を画す好盤だと思います。

1がいきなりキャッチーなライト(軽めの)ソウル。適度に洗練されたサウンドに軽快なリズム。明るく爽快ながら、ちょい胸キュン入った甘めのメロディに少ししゃがれた味のある歌声。終盤には手拍子も入ってグインと盛り上げます。その軽快なグルーヴからもFREE SOULファンにもオススメな一曲。

2は一転して暗めのファンク。ギターのカッティングなどの軽快さと女性コーラスの神秘性、奥行きのある音空間処理など好感が持てる佳曲で偏差値58。3、7は共に暗めのバラード。メロディはいまひとつでコーラスが無いので物足りない。4は暗めで黒いスロウ・ファンク。5は1同様明るく軽めのソウル。暖かな陽射しと乾いた空気感に好感が持てます。

6は暗く重めのスロウ。ニューソウルとかそういった趣きで私の趣味ではないがなかなかの味わいでグレイドは高く、人によっては高評価と思われます。8は甘めのバラード。歌声に味があるしサウンドの完成度も高いが、メロディに突出した魅力が欠け、コーラスも申し訳程度なのが惜しい。9も同傾向の曲ながら全体的に小ぶりで魅力は一割減。10は特段の魅力は無い暗めのスロウ。

1. You Keep Coming Back(偏差値64)
2. No More City No More Country
3. Boarding Pass
4. Holes In My Shoes
5. My Little Someone
6. Windy C
7. Bet You Say You Want To Make It With Me
8. Don't Let Your Pride Overpower Your Love(偏差値61)
9. And When I Said I Love You
10. Puppet On A Chain




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