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カテゴリ:日本と世界の経済を憂う
県道「筑紫野古賀線」と言われる35号線を、粕屋から古賀方面に走っていると、ネズミ捕りが大好きな警察署で有名な粕屋警察署を通り過ぎて、原工業団地入り口の交差点の手前の左手に、見えてくるのが郵便局のマーク。
こんなところに郵便局とか作って、なんばしよっちゃろーかと、随分前から不思議がってたが、ここが、「日本郵便新福岡支店」なのである。 ここは、普通の郵便局と違って、郵便局業務はやってない。 福岡一帯の郵便物の配送センターなのである。 各地から集まってきた郵便物を目的地別に振り分け、発送するとんでもないドデカイ代物なのだ。 中に働く人によれば、昼間に熱される屋根で中はサウナ状態だとか。 そして、シャワーはあるが風呂はない、中の食堂の値段が高い、夜勤の仮眠室はねつけない・・・・などなど、不満が鬱積してるそうな。 この局も当然、本務者と非正規社員が入り乱れて汗を流して仕事をしている。 そして、年賀状、暑中見舞い、イベントゆうパックなどの「営業指標」が設定され、郵便局のお家芸「自腹切り」がおこなわれる。 とりわけ、非正規社員には、「営業」が強要される。 正社員への選考試験の中で、「所属長評価調書」に好評を書かれるかどうかが決まるなどとして、「営業」のノルマ達成が「半ば強要」されているのである。 こんな封建時代いや、奴隷制のような職場が存在することに驚きを禁じえない。 だいたい、建物見てわかるとおり、郵便物の配送センターなのであるのだから、社員は、いったい、いつ、どこで、「営業」をすることを、管理者は想定しているのだろうか(これ読んだ管理者は答えてみろ!)。 さて、小泉郵政選挙から5年がたつ。 その後の政権交代で、国民新党が郵政担当相に。 先の国会では、郵便局で長期にわたって契約更新を繰り返してきた期間雇用社員のうち10万人を正社員にするとの亀井大臣答弁が出た。 それを利用して、その10万人に入るためにはと、言いさえすれば、労働者が黙ってノルマ達成めざして「営業」すると思っている悪魔のような管理者たち。 がんばれ!郵政労働者!悪魔に負けるな!正義はいずれ必ず勝つ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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