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テーマ:ワイン大好き!(30244)
シンガポールで10店舗以上を展開するワインのチェーン店「Wine Connection(ワイン・コネクション」はMRT(地下鉄)に直結したショッピングモール内で営業する店舗や、レストランを併設する店舗もありワイン好きにはしっかり定着している感があります。
ワインの品質だけでなく毎月10種類以上のワインがプロモーション(値引き)で販売されています。昨日は我が家から徒歩10分ほどのワイン・コネクションに諦めきれずにいるフランス「サヴォワ地方」のワインの情報を得るために行ってきました。未だにチーズ「トム・デ・サヴォワ」に合わせるワインのことが頭から離れません。 前回お店に行った時に珍しく欧米人のスタッフがいて、ワインのお支払をした時に「ありがとう」と日本語で言われたので「どこの出身ですか?」と聞くと「オランダです」とのことでした。すぐゴッホの国と思いましたが、流石にその話は出来ず次回また会えたらと思っていました。フレンドリーな対応で「サヴォワ地方」のワインについても何か情報をもらえるかなと思いました。 今回は常連客風に迎えてくれて、日本では売られているジャケール種のサヴォワ産のワインのことも話したところ、お店でプロモーションになっているのではこれが近いかなと言って薦めてくれたのが、フランスのローヌ地方の「Viognier(ヴィオニエ)」100%のワインでした。Pays D'OC(地酒)ですが、23ドルはお手頃だと思います。 左が「ヴィオニエ」で、右はお気に入りのイタリアのテーブルワイン「Pinot Grigio(ピノ・グリージョ)「そばつゆ」にも合うと勝手に思っています。プロモーションで10ドルほど安く19.8ドル。 ヴィオニエのラベルにはライムやアカシアや白梨の香があり、魚、白肉(ホルモン系)、魚介を使ったアジア料理に合うと書かれています。これにトム・デ・サヴォワを合わせるのが楽しみです。 ところでお会計の時に思い切って前回聞けなかったオランダのゴッホ美術館のことを尋ねると、すごい笑顔になって「オランダにいた時は何度も行ったよ」とその時撮った写真を見せてくれました。そして彼の一番のお気に入りは「花咲くアーモンドの枝」でした。ゴッホが亡くなった1890年は弟のテオ夫妻に息子が誕生し、それををお祝いして描かれたものです。私自身は原田マハ著の「たゆたえども沈まず」を読んで弟テオの人生やこの絵の詳細を知り益々この絵が好きになりました。背景の青がゴッホの短すぎる人生のはかなさまで表しているようです。 「アムステルダムのゴッホ美術館で撮った写真だよ!」と本当に誇らしげに私の携帯に転送してくれました。 ゴッホを国の誇りと思うと嬉しそうに話してくれてシンガポールのお家にも3枚のゴッホの複製画を飾っていると写真をみせてくれました(ゴッホの肖像画、ひまわり、アイリス)「次回お店でまたゴッホの話をしましょう!」と言ってくれて何だか2倍も3倍も得をしたような豊かな気持ちになって、正にワインと絵画のマリアージュ体験でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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