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先週ワインを買いに「Wine Connection」に行った際に、お店のオランダ人スタッフ
(ジャンさん)と画家ゴッホについて話をする機会がありました。 アムステルダムにある「ゴッホ美術館」には何度も足を運んだというジャンさんが最初に見せてくれた絵は「花咲くアーモンドの枝」でした。この絵については27日の日記に書きました。その後シンガポールの家に飾っている3枚の複製画も(花咲くアーモンドの枝も入っていました)転送してくれました。 ゴッホが「ひまわり」だけを描いたのは11点(ゴーギャンに2点贈呈)で、この絵は1889年 アルル時代に14本のひまわりを描いた「ゴッホ美術館」蔵のものです。画集でひまわりを比較してみると日本の「SOMPO美術館」蔵のものとかなり似ています。確かに同じ年に描かれていました。 自画像はパリ時代からの物を含めて37点も描いていて、これはモデルを雇うお金がなかったからとかパリ時代の前は顔を映す大きな鏡が無かったからとか諸説あるようです。この自画像は1887- 88年冬に描かれ、やはり「ゴッホ美術館」蔵です。 「ゴッホは国の誇り」と言って「ゴッホ美術館」をこよなく愛するジャンさんならではの3枚だと思いました。 「郵便配達人 ジョセフ・ルーマン」1989年 MOMA所蔵 ネットの画像から ゴッホについて色々考えていて思い出すのは2017年のアニメーション映画「Loving Vincent 最期の手紙」です。アルル時代にゴッホが親しくてしていた郵便配達人のジョセフ・ルーマンの息子アルマン・ルーマンがゴッホが亡くなった翌年の1891年に父からゴッホがテオに宛てた手紙を親族に渡して欲しいと託されます。本来はその手紙を受け取るべき弟テオはその年の1月に兄の後を追うように亡くなっています。渡す相手を探しにゴッホ最期の地「オ―ヴェル」にアルマンは向かいそこで彼と交流があった人たちと話をしているうちに、ゴッホの銃口の跡が不自然であることや手紙の存在等から「自殺説」について疑問を持つというミステリーにもなっています。 私自身は大きなスクリーンに映し出されるゴッホの絵画技法を完全にコピーした絵画の美しさに見とれてしまい、英語の字幕がなく音声だけでは理解が十分に出来なかったことが今でも残念です。 そして今年、原田マハ著「リボルバー」が刊行されて、この本もゴッホの他殺説に関することも描かれているようです。この本はまだ読んでいないので近々に購入して読むつもりです。 実はWine Connectionのジャンさんが「またゴッホの話をしましょう!」と言ってくれて、私はこのゴッホの他殺説というのをオランダ人でゴッホをこよなく愛する人達がどのように思っているのか知りたい!という気持ちがどんどん湧いてきています。もしかしたらこの質問はご法度なのか?とか・・・でも自分の性格を考えると絶対に聞いてしまうと思うので・・この続きはまた書こうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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