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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2024.05.19
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カテゴリ:本帰国で再発見!
​ 昨日「道立三岸好太郎美術館」で開催の「ミニリサイタル」に行って来ました。音楽家を目指す若手女性演奏家のフルート(1部)とピアノ(2部)演奏で1時間ほどのリサイタルでした。絵画好きとしてはクラシック音楽はよく分からないものの館内1階の絵画が飾られている展示室で演奏が聴けるというだけで「贅沢な時間」と思います。

 フルート演奏の後藤玲衣さんは現在東京音楽大学大学院に在学中で師事している先生がフランスと日本を活動の拠点にしているという事でフランス生まれの作曲家4人の代表曲をフルートとピアノ伴奏のお2人で披露してくれました。

1曲目:サン:サーンス(1835-1921)組曲「動物の謝肉祭」より白鳥
 全14曲の組曲でチェロリストのために1886年に作曲されたもので、白鳥だけでなく亀、象、カンガルーというタイトルの曲もありますと演奏者から説明もありました。フルートのゆったりと優しい音色でやっと北海道に訪れた春を感じさせてくれる曲でした。


2曲目/3曲目:ドビュッシー(1862-1918)「月の光」/「シリンクス」
 20世紀初頭のフランスで興ったクラシック音楽の流派「印象主義音楽」を代表する作曲家と説明があり、絵画だけでなく音楽の分野にも当時「印象」という言葉が使われていた事を知りました。ただドビュッシー自身は印象派の画家たちとは違う事をしようとしていたそうです。後で検索すると「激しい情緒や物語性の描写よりも気分や雰囲気の表現に比重を置いた音楽様式」とあり確かに絵画の印象派とは違う感じもします。



​4曲目:ラヴェル(1875-1937)「亡き王女のためのパヴァーヌ」
​ ​もとはピアノ独奏曲として作曲され1899年に管弦楽曲に編曲されたそうです。ミニリサイタルの曲紹介のパンフレットにはスペインの画家ベラスケス(1599-1660)が描いた「幼い王女の肖像画」を見たラヴェルがインスピレーションで書いたと言われています」とあります。

5曲目:ガンヌ(1862-1923)「アンダンテとスケルツォ」
 演奏者から「この作曲家は日本ではあまり知られていないけれど私が一番好好きな作曲家です」と紹介がありました。当時フランスでオペラの作曲家として名声を得ていたそうで曲の流れが冒頭の「歩くような速さ」から中間部の「即興的な楽句」そして後半の「急速な3拍子で快活でふざけた感じ」で締めくくられていて確かにオペラのような展開が感じられるのかなぁと。

 4人の作曲家が生まれた19世紀後半から亡くなった20世紀初頭のフランスは絵画だけでなく音楽もまた新たな挑戦に向かって芸術家が情熱を燃やしていた時期だったのだと気付かせてくれたミニリサイタルでした。





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最終更新日  2024.05.19 12:14:22
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