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カテゴリ:海外リーグ野球
『新たな提携・新たなプロ球団』 本日はブータンと中国の野球について見ていきたいと思います。 既にbaseball unitedと提携を結んでいるブータンですが、今回新たにMLBのNYY傘下1A+のハドソンバレー・レネゲーズとも新たに提携を結んだ事が判明しました(twitter、記事)。 また、野球用具の寄贈の他にはMLBやNPBでも当たり前のように用いられるようになったラプソードも贈られているそうです。 現在ブータンでは野球が行われている6地区からの拡大を目指しているとの事で、今年中に大学野球リーグの創設予定との事で、ここでしっかりと経験を積んで提携先のbaseball unitedという新たなプロ野球リーグでプロ野球選手を目指すという形が構築できるのではないでしょうか。 ブータンの野球ブームは今も続いているとの事で、球場も完成するなどたった10年でここまで飛躍的な発展を遂げている国も珍しいなと思います。 続いて中国ですが、以前福建省にてドーム球場建設の記事を書かせていただきましたが、その続報がありましたので紹介したいと思います(記事)。 1月31日にアジア野球連盟、中国棒球協会、福建省体育連盟は「野球発展に関する戦略的協力各書」に調印した事が報じられています。 この協力期間は3年と報じられており、人材育成(コーチ派遣、少年野球チームの立ち上げ、野球と親しむ都市作りや学校)やイベント活動(野球の全国大会)、球場建設の3つの側面で協力していくそうで、福建省の野球の規模と競技レベルの向上を支援していく事となります。 また、新たなプロ野球チームを創設する事も盛り込まれており、福建省で初となるプロ野球球団が誕生する事が決定しています。 現在中国野球リーグでは10球団が参加していますが、将来的には福建省の球団も参加するので11球団目となりそうですね。 一時期廃れていきそうなぐらい停滞してしまっていた中国野球が急速に息を吹き返しただけでなく、信じられないぐらいの猛スピードで成長を遂げており、既に16歳で152キロや148キロを計測する投手や140キロ中盤や150キロを越える20歳前半の左腕投手らも存在しています。 また、あまりこういう話はしたくないのですが、詳しい方の情報によれば中国の野球選手は公務員のような雇用形態?だそうで、しっかりとした給与は貰えるようです。 そして現在中国経済が停滞気味で、失業率も若者の就職率も芳しくない数字が並んでおり、中国のプロサッカーチームも財政破綻による解散なども出てきているそうです。 そういった環境であるならば公務員の形である程度の安定した給与が貰える自国のプロ野球は若者にとっても魅力的な環境であるという点も追い風と言えば追い風なのかな?と思います。 いつしか中国も日本や韓国、台湾のような1シーズンで100試合前後行われる本格的なプロ野球となってトップレベル同士の白熱した試合が見られる日が来ることを楽しみにしています。 そしてbaseball unitedにはこれまで野球に馴染みのなかった国でも根付くようになっていく事を期待したいですね。 「追記」 野球の普及が速いブータンですが、アジア全般の野球に詳しい方の情報(twitter)によりますと、ブータン国王の王子様が野球好きで熱心だという事ですね(この方が王子様twitter?なのでしょうか)。 ウインターキャンプの様子なども動画で掲載されていましたので紹介したいと思います。 「追記2」 中国がロサンゼルス五輪での野球競技復活に向けて中国棒球協会とMLBが共催してドラフトが開催される事が発表されました(記事)。 ロサンゼルス五輪は2028年なので対象年齢は19歳未満との事で、身体能力テストや実戦形式で実力を図っていくそうです。 今後もドラフトを実施していくとの事で、将来的にドラフトを通過した選手はMLBでプレーする機会を得られるかもしれない?との事です。 これまで中国棒球協会とMLB DCにあまり繋がりがなさそうな印象だったのですが、ようやく手を組んで一つの事に取り組む様子が見られて嬉しい限りです。 ただ個人的には以前の持論にも書かせてもらった通り、まずは中国野球リーグでプレーして国内での野球の振興を図ってからMLBという日本や韓国の形の方が良いとは思います。 しかしながら中国の場合はMLBで上手くいかなかったとしてもプロ野球があるだけに、台湾のように海外のプロ野球でプレーした後に自国のプロ野球に戻ってくるという事が可能なだけに、それはそれでありなのかも?しれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.08 00:16:57
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