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2016.03.11
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テーマ:災害・防災(29)
カテゴリ:カテゴリ未分類

忘れることができない「3月11日、東日本大震災」から5年目のあの日がやってきました。

復興庁によれば、東日本大震災によって全国に避難している人は、2016(平成28)年2月12日の時点で17万4471人に上っています。
また、「福島第1原子力発電所」でメルトダウンの起きた福島県では、今も9つの市町村に避難指示が出され、10万人近くが避難生活を続けています。

3月11日を忘れないためにも、もう1度、東日本大震災の「教訓と課題」を、津波と原発事故の2つに分けて考えてみたいと思います。
今回は、「津波」についてです。

2011(平成23)年3月11日の「東日本大震災」では、マグニチュード9.0という日本の歴史上最大規模の地震が発生し、最大震度7、津波の高さは各地で10mを超え、最大遡上高は40.1mにも達しました。

犠牲者は、岩手県・宮城県・福島県を中心に1都1道10県に及び、死者は15,894人、行方不明者は2、561人(2016年3月10日現在、警察庁)で、昭和以降では最大の犠牲者を出した自然災害となっています。

中でも、死者の死因の90.6%が「水死」で、大津波による犠牲者です。
この中には、避難が早ければ助かった命も多いと思われます。
そこで、津波避難について、もう一度、おさらいしてみたいと思います。

東日本大震災で多くの犠牲者が出る中、岩手県釜石市の小中学生は、ほとんどが津波から避難して助かりました。
「釜石の奇跡」と呼ばれるこの避難行動を生んだのは、群馬大学の片田敏孝教授が子供たちに繰り返し教えていた、「津波避難3原則」があったと言われています。

人間には「正常化の偏見」という、危機になっても自分だけは大丈夫だという偏見があるそうです。
普段は、この偏見が自分を信じる「自信」となり、心にポジティブな勇気を与えてくれるものです。

ところが、大災害、特に津波の時には、「自分だけは大丈夫。だから、まだ避難しなくても大丈夫。」という考え、 あるいは「ここまで、避難すれば大丈夫。」という正常化の偏見が災いし、最悪の場合、逃げ遅れ、津波の犠牲になってしまうことがあります。

そこで、片田敏孝教授は「津波避難3原則」を提唱しています。

第1は、「想定にとらわれるな。」です。
東日本大震災では、従来想定されていた津波高をはるかに超える「大津波」がやってきました。ハザードマップなどの想定にとらわれ、自分の場所は大丈夫と判断した人々の多くが津波の犠牲になりました。
ハザードマップは目安であって、絶対に安全というものではないのです。

第2は「最善を尽くせ」です。
想定にとらわれず、少しでも安全で、できる限り高い場所へ避難する、つまり、その時できる最善を尽くすことが大切です。

最後の3番目は、「率先避難者たれ!」です。
自分が1番最初に逃げ出せ。それも、できるだけ周りの人に「逃げろ」と大声で呼びかけながら逃げろという教えです。
人間の心は弱く、「自分だけは大丈夫」「最初に逃げたら恥ずかしい」と思いがちです。それを打破するのは、避難者のリーダー、「率先避難者」だという教えです。

片田先生の教えを守った釜石の小中学生は、想定にとらわれず少しでも高いところへ、自分のできる最善を尽くして逃げました。
しかも、まわりの子供たちや老人、大人たちにも避難を呼びかけながら、率先して逃げました。
約3000人の釜石の小中学生が助かり、まわりの大人たちの多くの命も救われました。

「勇気を出して津波から逃げる」という教えを、釜石市の防災アドバイザーとして震災前に片田先生から授かり、その教えを守った小中学生が、「釜石の奇跡」を起こしたのです。

<写真:東日本大震災で津波から避難する釜石市の子供たち>

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 以前にも紹介しましたが、地震情報から津波の有無を判断する3つの基準があります。

 気象庁の予報官の話によると、津波が発生する恐れがある地震は、
(1)震源が海で、
(2)震源の深さが60kmより浅く、
(3)マグニチュード(地震の規模=M)が6.5以上の地震
だそうです。

 つまり、津波の有無は、震源の位置・深さと、マグニチュードの3つの要素で決まり、揺れの強さを表す震度の大きさは関係ないのです。

  2011(平成23)年3月11日の東日本大震災は、震源は三陸沖(海)で震源の深さは24km、マグニチュードは9.0と、津波の3要素をすべて満たしており、特にマグニチュードが日本の観測史上最大であったことで、大津波が発生し甚大な被害が発生しました。
 この地震の最大震度は7(宮城県)です。

  一方、1995(平成7)年1月17日に発生した「阪神淡路大震災」は、震源が野島断層(六甲から淡路島にかけての断層でほとんどが陸)で、震源の深さは16km、マグニチュードは7.3、最大震度は7(兵庫県神戸市)です。
 この地震の揺れは、非常に大きかったのですが、震源がほとんど陸地だったため津波の発生はありませんでした。

 「震源の位置、深さ、マグニチュード」が、津波発生の有無を決めるのは、ほぼ確実です。
 ただし、個人個人が判断する場合、いくつかの注意点があります。

(1) 情報が確実に入るかどうかわからないので、津波の恐れがある沿岸部や、遡上の恐れのある河川の近くなどで地震を感じたら、まずは、「釜石の軌跡」の津波避難3原則を守って、少しでも高いところへ逃げるのが安全です。

(2) テレビ・ラジオや防災メールなどで情報が入っても、最初の段階の情報はあくまで「推定」なので、鵜呑みにせず、念のため安全側の行動をとることが大切です。
たとえば、「東日本大震災」の最初の発表のマグニチュード(M)は7.6でしたが、最終的なマグニチュード(M)は9.0になりました。

(3) 1960(昭和35)年のチリ津波(南米チリで発生した地震では、数十時間後に、国内で大津波を観測)しましたが、国内ではまったく揺れは観測されませんでした。
このように、外国の地震でも津波が発生することがあります。これを「遠地津波」と呼んでいます。

津波や地震について、普段からよく学び、きっちり備え、十分に訓練しておくこと。そして、「勇気を出して逃げること」が、いざという時に、あなたにも「奇跡」を起こすことになるはずです。

東日本大震災が起こったこの時期に、もう1度、津波避難について、チェックしませんか。


<写真 津波被害者への祈り>

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 もう一つの「津波の課題」についてです。

  2011(平成23)年の「東日本大震災」の前に、同規模の大津波が東北の太平洋側を襲ったのは、平安時代前期の869(貞観11)年7月だったと言われています。つまり、1142年前です。

  東北沿岸、特に福島県のあたりは、「数百年間、大災害がない」と言われていて、一時は「首都移転の有力候補地」でした。
 ところが、大津波はやってきました。

 この事実を、教訓にどう生かすかです。

 まず、今回の津波到達地点を明示するものを、できるだけ多く残して、「事実としてここまで津波が来た」ことを後世に伝えることが重要です。

 次に、高台へ移転するか、ある程度のリスクは承知で沿岸部に、町を再建するかの選択を、個々にすることになります。
沿岸部に住んだり仕事をしたりする場合、少なくても「東日本大震災の津波高と到達時間」に耐えられる、高層ビルや丘、避難経路の確保が、教訓を活かすことになると思います。

100年~200年に1回、大津波に襲われている「東海・近畿・四国」の太平洋側の街々を見ると、津波への準備は万全とは言えません。
人は災害を忘れ、便利な海の近くに住むものだと思わざるを得ません。(私のいるところも、「遠くで汽笛が聞こえる」沿岸部です。)

 ハードが無理なら、せめて、情報取得や避難訓練などのソフト面の「津波準備」を、3月11日には、日本中でしたいものです。
 それが東日本大震災で犠牲になられた人たちの教訓を、生かすことになるのだと信じています。

  最後に、Yahoo!の「Search for 3.11」という被災地を支援する取り組みを紹介します。

  3月11日限定で、「3.11」と入力してヤフーで検索すると、1人10円の被災地支援金をヤフーが負担してくれるそうです。
 みんなで「3.11」で検索して、少しでも被災地支援をしましょう。



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Last updated  2016.03.11 15:48:02
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