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2013.06.09
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ひふみ投信といえば、現在、投資ブロガーの間でも人気の高い日本株のアクティブファンドの一つです。
 ひふみ投信の責任者である藤野英人氏は、昨年『日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。』という書籍を出版していますが、ひふみ投信を購入している人の中にも読者は多く、その投資哲学や過去のパフォーマンスに魅力を感じた人も多いことでしょう。

 
 さて、ここで冷静になってデータを検証したいのですが、藤野氏の著書『日経平均を捨てて~』を読んでひふみ投信に投資をした人は、本当に日経平均を上回るリターンを得ることが出来ているのでしょうか?

 同著の出版日は12年2月10日ですので、12年2月10日に「日経平均」と「ひふみ投信」を購入した場合の、直近(13年6月7日終値)までのリターンを計算すると以下の通りとなります。

ひふみ対日経平均.png

 この期間のひふみ投信のリターンは、自民党への政権交代後の上昇相場もあり、累計で+46.9%となっています。一方の日経平均を見ると、通常の日経平均(配当抜き)は43.9%となっていますが、配当込みのトータルリターンでは47.8%となっています。

 日経平均(トータルリターン)を比較対象とした場合、ひふみ投信の超過収益は▲0.9%となり、ちょうど手数料分くらい日経平均よりも低いリターンしか得られていないことが判明致しました。

 1年ちょっとの短期で成績を判断するのは問題あるでしょうが、ひふみ投資を購入した人にとっては、割と期待外れの成績であり、インデックスファンドに投資をするような人から見れば「やっぱりな!」といった感想を持つところでしょうか。

※なお、日経平均の配当込み収益はこちらのサイトを参照。二つある指数のうち、配当に係る税金を考慮した方を使用しています。

■ ■

 一般的に、アクティブな投資信託は資産規模の少ない頃は高いリターンを上げるものの、資産規模が増えるごとにリターンが劣化していく・・・という傾向を持ちます。
 ちょうど1年ほど前に書いた記事では、現在はアンチが多くなっている「さわかみファンド」を題材に、資産規模の増加とともにリターンが劣化する様子を調べたことがあります。

 ひふみファンドの資産残高は60億円ほどですが、早くもこの病気を発症し始めているのだろうか・・・と不安になります。
 中の人は、メディアに出演したり投資家集めに精を出す前に、資産運用の方に力を入れて頂きたいですね。


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最終更新日  2019.03.01 20:26:33
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