外貨預金したら、ほぼ元金割れ SMBCは極悪非道
通帳記帳に訪れたSMBC(三井住友銀行)で、すっごく大きいポスターが貼ってあった。下の図は、SMBCダイレクトから借用したものだが、ほぼ同じ内容。 いまどき、5.0%も利息がつく、外貨預金って素敵って、なりませんか? でも、これ、よく計算すると外貨預金に預入した時点より、外貨預金から円転時の方が1円弱円安にならないと必ず元本割れするんです。銀行の為替手数料往復で1.5円がずっしりとのしかかってくるんです。以下は、SMBCのパンフレットに従って試算してみました。1.受取ることが可能な利息はドル建て 3万米ドル預けた場合の受取利息 $196.482.円貨から外貨に変更する手数料は円建て \15,0003.外貨から円貨に変更する手数料は計算されていないし、同じ表に載っていない もちろん、この下に小さく表示はありますが。。。(外貨定期預金を円貨に替える際は通常の為替手数料(1米ドルあたり片道1円、1豪ドルあたり片道2.5円)がかかります。) これって、一般の預金者にとってすごく分かりにくくありませんか。日本の通貨は円貨ですから、円貨を外貨に変換し、外貨定期預金で運用、満期時に円貨に戻した場合の手取りを示すべきではないでしょうか。表の中には、1.と2.しか載っていないので、利息額の方が手数料より多いと判断しがちです。が、表の外に載っている米ドルから円貨に変える場合は片道1円かかるわけですから、3万米ドルの場合は、円貨で受け取るために手数料が約3万円かかると、なぜ大きく書かないのでしょうか。ようは、3万米ドル(約305万円)を外貨預金で2か月運用し、為替レートが変わらないとしても、手数料が4.5万円かかるので、約2.5万円損する商品だということでしょうか。 筆者は、SMBCダイレクトから「なぜ、損する商品だとパンフレットに書かないのか」について問合せしています。SMBCから返答があり次第、続報します。