改めて思う 優美な日本語
昨日、ソメイヨシノの色をどう表現しようかと悩んだのですが、英語であればピンク色でしょうか。でもピンク色というとけっこうどぎついイメージ。そうするとLight Pinkとか、Pale Pinkとか、Rose PinkとかSalmon pinkが思い浮かぶのですが、いずれにしてもPinkの派生。 ところが、日本語だとどうでしょう。以下は「伝統色のいろは」(https://irocore.com/category/red/))からの受け売りです。一重梅(RGB:246,156,159)梅重 (RGB:233,084,107)乙女色(RGB:243,166,150)薔薇色(RGB:231,050,117)中紅花(RGB:238,134,154)薄桜 (RGB:252,245,247)乾鮭色(RGB:235,151,147)鴇色 (RGB:243,166,150)淡紅色(RGB:250,220,233)紅梅色(RGB:232,107,121)紅鶸色(RGB:201,057,109)長春色(RGB:216,139,131)聴色 (RGB:252,212,213) ゆるしいろ桃花色(RGB:249,174,165)撫子色(RGB:238,187,203)今様色(RGB:208,087,107)躑躅色(RGB:224,044,135)朱鷺色(RGB:243,166,150) 赤系統が92記載されているうち、まぁPinkでしょうと思われる色が18種類。梅、桜、撫子、躑躅、紅花、薔薇と植物由来が多いですが、乾鮭や朱鷺なども散見されます。四季があり、色とりどりの花や樹木の若葉、紅葉に彩られる日本、豊かな自然が豊かな日本人の育んだのでしょう。