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チラシの裏の幻視録

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2008年06月16日
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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。

 昼食時、ある小学校で、教師が児童に原発反対集会のチラシを誤って配布してしまった事が話題となりました。

 このことは地元市議会で取り上げられました。
 困ったことにマスコミは「原子力関連」と言ふだけで過剰な報道を行いました。
 その結果、市議会で話を出した議員の元には、下記のやうな内容の匿名のメールが届いたといいます。(類似のメール、複数とのこと)



>Subject: 教育現場を混乱するだけ
>Date: Wed, 11 Jun 2008 06:21:00
>
> 貴方がやっていることは現場の事も分からず功名のためではないですか。
> 小さなことで混乱させ教師も傷ついてます。貴方のような議会人がいることを
>恥ずかしく思います。



 これを読んで、「おやっ?」と思いました。

 この地方都市には、原子力発電所で働く電力社員や作業員が大勢住んでいます。

 そして、当然その子供達も地元の小学校に通っています。

 小学低学年の子供達は、信用する担任教師から、自分や友人の親を非難し、職を失わせることを推進する内容のチラシを配られ、どの様な心持ちで有りましょうか。

 

 この教師の場合は悪意はなく、単なる間違いだったようですが(それでも迂闊過ぎ)、私は子供の頃、授業で延々と反原発論を喋りまくる教師に辟易した記憶が有ります。

 幸い私の親は原発関係者では有りませんでしたが、クラスには原発の現場監督を父に持つ者もおりました。
 彼はクラス中に好かれている人物であり、皆で、「なんて酷いことをいう教師なんだ!」と腹立たしく思いながら黙って聞いていたのを今でも覚えています。

 教師が自分達の思想を教育の場に持ち込んだり、押し付けたりするのは止めて頂きたいものです。今回の件で傷ついているのはいい年をした教師ではなく、子供たちの方なのです。

 教師を甘利責めるべきではないと思いますが、「間違った」では済まされないことだと思います。



 ・・・などと話していると、一緒に食事を取っていた同僚が「俺も酷い目にあったよ」と話し出しました。

 彼の父親は自衛官です。

 家族で住む自衛隊の官舎には、非難するビラがいつも配られていたとのこと。

 さらに学校の教師からは、授業中にクラス中の生徒の前で「○○君のお父さんは、毎日、人殺しの訓練をしているんです。」と名指しで責められたとか。

 彼によると、「ずっとそんな調子だったから慣れてしまったよ」とのことですが、あまりの酷さに絶句してしまいました。 

 自分のことを非難されるのはまだ我慢が出来ますが、親の職業を非難される、と言ふのは子供にとって非常につらい事だと思うのですよ。


 教育現場では、こういったことも考慮に入れて適切な指導を行っていただきたいと思うところであります。



 それはさておき、誤って子供を傷つける行為をしてしまったのは教師のミスですが、それを市議会で取り上げたからといって、議員を責めるのは筋違いのやうな気がします。

 むしろ、この教師の小さなミスや地方都市の市議会の取るに足らない一般質問を「原子力関係のニュースだから」と大きく取り上げ、全国へ報道したマスコミこそ責められるべきでしょう。






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最終更新日  2008年06月17日 03時29分31秒
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