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箱根は、復路も駒沢。これで大学駅伝すべてを制したことになる。今は、結果だけを見ているが、一時は、炬燵にあたりながら往路も復路も見ていた時がある。父がまだ健在であったころだからずいぶんと昔になる。 娘は今日から仕事。たいてい、仕事始めは明日4日からだと思うのだが、経理の〆があるから出勤なのだそうな。 私はと言えば始業式は10日。 生徒のレポートを読み進めている。1クラスにだいたい1人ぐらいの割合で、とんでもない悪筆がいる。私も字が汚いという点においては人後に落ちないので、少々の悪筆は判読できる。想像力を働かせて読み進むが、結局、「もう少していねいにきちんと、ゆっくりでいいから読める字を書いてください」と赤ペンを入れることになる。 録画しておいた「混迷の世紀」の「食糧問題」を見る。中国の影がいたるところに出てくる。簡単に言えば、中国の王朝交代史は、食えなくなった農民たちが巨大な集団となり、その中から次代のリーダーが出現するという繰り返しともいえる。 だから、中国のリーダーたちは、食の問題にこだわる。とにかく、「全国民を食わせる」という課題を遂行していれば、民主主義か独裁かなどの問題はかすんでしまう。 日本の政権とは大違いであり、自給率の低さにも関わらずこれほど大量の食品を棄てる国民によって現政権は支えられていることになる。 ミサイルは食えないが、ミサイルで食っている連中が煽る「日本の危機」に乗っかって42兆円がどぶに捨てられる。 私は決して非武装中立論者ではない。しかし、食、医療、教育といった国民生活の根幹にかかわる部分がこれほど悲惨な状態になっていることに目をつぶって防衛も何もあったものではない。 かろうじて自給率100%を達成しているコメでも、肥料価格の高騰から大規模経営の米生産団体でも赤字が積み重なっていると、紹介されていた。 最後に、「本日も晴天なり」について。舞台が私の故郷米子の近く(といっても西に40km離れている)の松江。私が心待ちにしているのが、おばあさん。演じていらっしゃるのが原泉さん。私はこの方の大ファンで、なんとも矍鑠とした凛とした風格が、私の祖母とよくにているのです。98で亡くなりましたが、最後まで意識ははっきりしていました。「日露戦争の時は、砲撃戦で障子が震えて怖かった」という記憶を持っていたおばあちゃんでした。90過ぎたころに「最近のヨーロッパの共産党の動きは面白い」というのを聞いた時は開いた口がふさがりませんでした。いわゆるユーロコミュニズムの言です。 「明治生まれはすごい」という事を時々聞きますが、わが祖母は正にその通りでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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