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トランプが、NATOに対して、GDPの2%を軍事費として使っていない国は侵略されても守ってやらないと言い出した。次期大統領は俺だ、という文脈の中で。 アメリカは孤立主義の長い伝統を持っている。 南北アメリカで起きていることにヨーロッパは口を出すな。その代わり、アメリカはヨーロッパで何が起きようと手出しはしないと宣言(いわゆる「モンロー宣言」)したのは1823年。セオドア・ローズヴェルトに至っては、「棍棒を携えて静かに話す」という「棍棒外交」でラテンアメリカ諸国に対している。 アメリカは第一次大戦に参戦しているが、戦後、自国の大統領のウィルソンが提唱した国際連盟には上院の反対で不参加。もめ事に巻き込まれてアメリカの青年たちが戦死するのはこりごりだという国内世論のあらわれだろう。 ヨーロッパで二次大戦がはじまってもアメリカは参戦していない。 本格参戦は、真珠湾の後。 戦後、ソ連との冷戦がはじまると、米ソ直接対決は起こらなかったけれど、代理戦争が各地で起こっている。ヴェトナム戦争でプライドが傷ついたアメリカは、イラク戦争で「大量破壊兵器を持っている」と断定してフセイン政権を打倒。大量破壊兵器が見つからなかったので、途中から「イラクの人々を独裁から救う」と戦争目的をしれっと変えている。結果としてイラクは破綻国家となり、ISが跳梁跋扈する地帯になった。 アフガニスタンでもアメリカは躓いた。 トランプは、ウクライナを見捨てるつもりでいる。イスラエルに肩入れしてパレスティナ人が何人死のうが意に介さないだろう。 一部では、韓国からも、日本からも撤退するのではという予測まである。 それにしても私が全く理解できないでいるのは、バイデン81歳、トランプ77歳という年齢だ。民主党も、共和党も「若いモン」はいないのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.13 22:53:19
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