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テーマ:アニメあれこれ(26361)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
進撃の巨人 3 #42 (3期5話) 『 回答 』![]() ☆前のお話は → 「第38話 狼煙」 「第39話 痛み」 「第40話 昔話」 「第41話 信頼」 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ![]() 「すごい数の馬車だな。いったい何が...」 「知らないのか? 今、城の中に全兵団の幹部が集結して調査兵団の解体を進めているんだよ。ほら、その団長を吊るすための処刑台だな。今頃裁判しているよ...」 ![]() 最後に言い残したいことはあるかと言われたエルヴィンは、 「調査兵団を失うということは人類の矛を失うことを意味します。迫りくる敵から身を守るのは盾ではなく脅威を排除する矛です」 「例えば今この瞬間ウォール・ローゼが破られたとします。ウォール・ローゼの住民を再びウォール・シーナ内に避難させることになりますが先日の避難で食糧の備蓄は底をついており数日ともちません。瞬く間に住民のほとんどが生存競争を強いられることになるでしょう。ウォール・ローゼとシーナ。二分した人類による内戦の開始を意味します」 「よしんば壁が破られないにせよ、すでに食糧不足はウォール・ローゼで慢性化しています。ウォール・シーナの壁を破るのは巨人ではなくウォール・ローゼの住民である可能性はゼロではありません」 ![]() 「ウォール・マリア奪還。行き詰った人類の未来を切り開くにはそれしかありません。それともこの状況を打開する何かしらの秘策があるのでしょうか」 エルヴィンの訴えに対して王政側は、 「君はどうも理解していないようだが、今、君がここにいるのは壁内の未来を話し合うためではないし殺人という単純な罪を犯したせいでもない。人類憲章第6条『個々の利益を優先し人類の存続を脅かすべからず』に対する重大違反だ。再三にわたるエレン・イェーガーの引き渡し拒否。これは十分に人類憲章に抵触する」 と言った。エレンはウォール・マリア奪還に必要な存在だとエルヴィンは言うが、それを決めるのは調査兵団ではない。エレンは未知の力を秘めた巨人だ。壁の内側に置くことはそれ相応のリスクを伴う。それを一兵団の団長に管理させるほうがおかしい...誘拐を装いエレン・イェーガーを隠匿し関わったディモ・リーブス氏の口を封じた。これはもはや反逆だと言い、エルヴィンが今や人類の脅威となっていると言うと、ピクシス司令に、駐屯兵団と調査兵団は親密な関係を築いていたようだがと聞いた。 ![]() ピクシス司令は答えた。 「我々が調査兵団に同調すると思われるのは心外ですな。人同士の殺し合いほど愚かな話はない。この狭い人の世に一度火を放てば燃えつくすまでそう時間はかからんでしょう...調査兵団が火種となるなら今のうちに消すべきでしょう。何より巨人が壁を破ってきた際に人があまり残っていないようでは巨人に呆れられてしまいましょうぞ」 ![]() 協議に入り、国王陛下は何も話していないが陛下の名の下にエルヴィンの判決が言い渡される。 「エルヴィン・スミス。人類憲章第6条に違反ありと認め死刑に処す」 「これは即時執行されるものである。連れていけ」 ![]() 「ウォール・ローゼが突破されました」 そこに女性兵士が飛び込んできた。 「突如出現した超大型巨人および鎧の巨人によってカラネス区の扉はふたつとも破壊されました。現在、東区より避難する住民が押し寄せています」 ![]() 「退避経路を確保せよ。駐屯兵団前線部隊は全兵力を東区に集結させ住民をウォール・シーナに誘導せよ。皆急げ。住民の避難が最優先じゃ」 ![]() 「ダメだ。ウォール・シーナの扉をすべて閉鎖せよ。避難民を何人たりとも入れてはならんぞ」 ![]() ナイル:「は? そ、それは、ウォール・ローゼの住民を...人類の半数を見殺しにするとのご判断でしょうか?」 「先程、その者が言った通り内戦が始まるだけだ。中央政権が機能しなくなる恐れもある。そうなれば終わりだ」 「し、しかし、それはあくまで可能性の話では...」 ![]() 「その可能性があることが重大なのだ。我々は最上位の意思決定機関であるぞ。さっさと動かぬか」 ![]() (大きいヒソヒソ話) 「クソ、まさかこんな時に壁が破られようとは」 「しかし、不幸中の幸いだろう。『力』は見つかっているのだ。あとは『器』が受け止めるまでここで持ちこたえればいい」 「そうだ。今は目先の被害に右往左往すべきではない。ウォール・シーナさえ残ればどうにでもなる。ああ、レイス卿さえ戻れば...」 ![]() 待っていたら手遅れになると言われたナイルはエルヴィンの言葉を思い出した。『選ぶのは誰だ? 誰が選ぶ?』 王政への反逆罪になるぞと言われたがナイル師団長は言った。 「できません。俺はウォール・ローゼの住民だ。扉の閉鎖は阻止させてもらう」 ![]() 「私も加勢しよう」とダリス・ザックレー総統が現れた。彼らの判断は意外だったかと聞くピクシスに、いいや、ちっとも。と答えた。 ![]() 「ザックレー、これは一体...」 「先ほどの報告は誤報です。ご安心ください。今現在、巨人の襲撃は確認されていません」 「な...貴様、何の真似だ」 ![]() ピクシス:「首謀者なら、わしじゃ」 「中央憲兵の大半はどこかに出払っておるようですな。それを幸いと言うべきか...先程、駐屯兵団と調査兵団は同調していないと申し上げましたが、ひとこと言い忘れましたわい。あなた方にも同調していないと」 「わしは、このエルヴィンと同じ思いを持ちながらも結局はあなた方政府に任せるほうが人類のためになるのではという迷いがあった。おそらく、わしらよりずっと壁や巨人に詳しいでしょうからな」 ![]() 「もし、あなた方がより多くの人類を救えるのであればエルヴィンを処刑台に送ってもよいと思っておった。当然、場合によってはわしらも首を差し出す覚悟もあった。じゃが今、あなた方が答えをくれましたわい」 「たとえ、巨人の力や成り立ちに関して無知であろうと、我々のほうが、あなた方よりは多くの命を生かせましょう」 ![]() バカなことを。ここを制圧して民衆が従うと思っているのか。民衆は王にかしずくのみという言葉にザックレーが言った。 「どうやら理解しておられぬようですな。これはただの脅しではない。クーデターじゃ」 中央憲兵の制圧完了の報告が入る。 「兵というのは...時に王より上官に従うものでな」 ![]() ピクシス:「そもそも偽りの王であればなおのこと。我々は真の王を立てるつもりです」 エルヴィン:「これが本当に非常時であったなら、あなた方の先ほどの判断こそ人類憲章第6条違反。さらに、偽りの王を立て...極刑に値するかと」 ![]() 「起きろ、老いぼれ」 「ほっ、なんじゃ、メシか?」 「黙れ、この役立たずが」 ![]() ![]() 「エルヴィン、お前の勝ちだな。ん? うれしくないのか?」 ![]() 「ナイル、人類はより険しい道を歩まざるを得なくなったぞ」 ![]() リヴァイたちのもとに来たのは、ハンジとモブリットだった。 ![]() ハンジ:「...というわけで、クーデターは成功。王都も行政府もザックレー総統が仮押さえ中だ。今のところ貴族たちの反乱は起きていない...リーブス会長の件は濡れ衣だと証言がとれた。息子のフレーゲルが奮闘してくれているよ」 ![]() 「まだわかんねえのかよ。王政の連中は俺たちを救う気なんかねえんだ。目をそらして殺されてからじゃ遅いんだよ」 「そうですよ。今度巨人に襲撃されたらもう何も残りませんよ。会社も、家族も」 ![]() 「その前に真実を書きましょうよ」 ![]() ハンジ:「そこに書かれている通り、えん罪だってことや、王政側の圧力、フリッツ王が偽物であることまでバッチリだ。君たちについても正当防衛ってことで...」 ![]() 「つまり、我々は自由の身だ」 ![]() リヴァイ:「とんだ大博打だったな」 ハンジ:「ああ、でもエルヴィンたちだけじゃない。ひとりひとりの選択が世界を変えたんだ」 リヴァイ:「お前から預かった3人も死なせてしまったな...すまない」 ![]() リヴァイ:「それから、中央憲兵の一部、その親玉とエレン、ヒストリアはまだ別の場所にいる。早いとこ見つけねえと」 ハンジ:「それなら手がかりがある。この戦いはそこで終わりにしよう」 ![]() エルヴィンたちの働きを経て現体制の崩壊が宣言された。それは王都行政区を兵団組織が制圧した直後、彼のために用意された処刑台の上で行われた。 ![]() ナイル:「その通りです。先ほど行われたザックレー総統の宣言通り、我々の目的は兵団組織による統治ではありません。フリッツ家に代わる真の王家から新しい王が立ち民を導く役割を担うことになるでしょう...不安に思っている者が多いのは事実です。いったい何を信じればいいのか」 ![]() エルヴィンはザックレーに、人類を思えばあのまま王政に託すべきだったと話す。ピクシス指令の言う通り今日まで人類を巨人から生き長らえさせた術がある。人類の半数を見殺しにするようであっても絶滅するよりはいい。 「エレンを手放し、仲間の命も自分の命とともに責任を放棄し王政に託すべきだったのでしょう。人よりも人類が尊いなら」 「君の使命は相変わらず辛いな。死んだ方がはるかに楽に見える。しかし、だったらなぜそうしなかった?」 ![]() 「私の理由を言おうか。昔っから、やつらが気にくわなかったからだ。むかつくのだよ。偉そうなやつと偉くないのに偉いやつが。いや、もうむしろ好きだな。思えばずっとこの日を夢見ていたのだ。つまり君らがやらなくても私がくたばる前にいっちょかましてやるつもりだったのだ。クーデターが人類にとっていいか悪いかなどには興味はない...しかしそれは君も同じだろう。君は死にたくなかったのだよ。私と同様、人類の命運よりも個人を優先させるほど」 自分はとんだ思い上がりをしていたようですと言うエルヴィンに、今度は君が答える番だぞとザックレーは言い、君の理由は何だとたずねた。 ![]() 「私には夢があります。子供のころからの夢です」 ![]() ハンジがエルヴィンに託されたレイス卿領地の調査報告書について話す。 「中身はほとんど、5年前、レイス家を襲ったある事件についてだ。そう、ウォール・マリアが破壊された日だ」 ![]() 「とにかく、最初からかいつまんで話すと、ロッド・レイスという男は領地の主としての評判は悪くなかった」 ![]() 「5人の子供を持ち、特に長女のフリーダは飾らない性格で領民からも好かれていたらしい」 ![]() 「しかし、5年前の夜、悲劇は起きた。世間の混乱に乗じた盗賊の襲撃によって村にある唯一の礼拝堂が焼け落ちてしまったんだ」 ![]() 「悪いことにその夜はレイス一家がそろって祈りを捧げていた。そして一家の主ロッド・レイスを除く一族全員が盗賊に殺されてしまったんだと」 ![]() 「そしてそれはヒストリアの母親が中央憲兵に殺される数日前の出来事。つまりロッド・レイスは家族を失った直後にヒストリアに接触を図った。このあたりに連中がヒストリアを求める理由があるのだろう」 リヴァイ:「血縁関係か...その血にタネか仕掛けがあるってのか?」 ハンジ:「今はそこまではわからない」 ![]() ハンジ:「それより、私が気になったのは礼拝堂が全焼したところにある。礼拝堂は石造りだ。破壊するには相当な時間と労力がいる。盗賊なら取るもん取ってさっさと逃げるべきだろう。それに、その盗賊を見たのはロッド・レイスただひとり。その後、彼は自分の財産で礼拝堂を立て直している...なぜだろう?もはやここに巨人の存在がなかったという方が不思議なくらいだ。私の早合点だとしても、こんだけ怪しければ十分われわれが向かう価値はあるはずだ」 夜が明ける頃には兵団がレイス領に送り込まれる。それまでレイスは待ってはくれないだろう。私たちが急がないとエレンが食われるかもしれないとハンジ。アルミンは考えていた。 『巨人になれる人間を巨人が食べることによってその能力が継承される...もしそれが本当だとしたら...エレンはいつ、どうやって巨人になり、誰を食べて能力を得たんだろう...』 ![]() ん? フリーダ? 礼拝堂でエレンはお目覚め。 ![]() 「なんだ?」 (エレン久しぶりのセリフw) ![]() 「ヒストリア...」 ★次回 「罪」 【感想】 エルヴィン団長が処刑台に吊るされなくてよかった。かなり短くまとめてあるのかな、簡単に作戦成功した感もあるけど、とりあえず、よかった。王様は生きていたけど、ホントにわけわかんない爺さんだったんだね。唯一のセリフが、なんじゃメシか? ってwww どんどん目が離せない展開になるだろうから今回はかわいい女の子の話でもw って、私は女子だし別にかわいい女の子が好きなわけではないんだけどね。カワイイ子が出てきて活躍しているなと思うと、かなりの確率で早々に死んじゃう。ので、前回のヒッチもそうだけど、前に出ていて久しぶりにまた登場すると、おお、生きていたかって少しうれしくなったりするw 今回みつけたのは、 ![]() 「ウォール・ローゼが突破されました!!!」の女性。駐屯兵団の参謀のアンカ・ラインベルガー。ピクシス司令とよく一緒にいるから、これからも出てくるかなと思うけど、前に出てきて印象的だったのはこのシーン。 ![]() 33話(2期)で、壁の上で酒を飲んで寝ていたピクシス司令の頭をピシッと叩いて起こしていたwww ![]() 王政のやつらの大きいヒソヒソ話の「力はみつかったからあとは器...」って会話やエレンがいる何やら凄い場所も気になるところなんだけど、やはり一番気になるのはアルミンが考えてたことだね。「巨人になれる人間を巨人が食べることによってその能力が継承される。もしそれが本当だとしたら...」の場面。「エレンはどうやって巨人になり、誰を食べて能力を得たのか...」 いや、いまさらだけどアルミンは賢いね。そしていつも冷静な判断ができる。アニのときもそうだったけど、仲間だから巨人じゃないだろうとか、親友が人を食べたりしていないだろうとか、私なら言っちゃいそうだけどね。 次回「罪」でエレンの父の罪が明らかになったら、エレンがどういう経緯で巨人になったかもわかるのかな。楽しみ過ぎる~ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.29 18:02:26
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