鳥海山
昨秋、途中(御浜小屋、1,700m)までで引き返した鳥海山、今回は上まで行ってきた。鳥海ブルーラインの鉾立駐車場(1,150m)で前泊、朝5:05出発、御浜小屋までは1:36で行けた。七五三(しめかけ)分岐で、どちらに行くか迷っていた。前日のベテラン(83歳)は外輪山で往復(6時発、16:30帰)したと言っていた。分岐に着いて、考えていたら千蛇谷から2人上がってきたので聞いてみた。前日、千蛇谷コースで上った(6時発、13時頂上、小屋泊り)、下りは小屋の人から、ガスが出ているときは千蛇谷が良い、と言われて下ってきた、と聞いたので、私も上りを千蛇谷にすることにした。正解だった。深く切れ込んだ谷、見事な景色だった。御室着は4時間をちょっと切った。その後の登りが大変だった。大岩ごろごろで冷や汗の登り。挙句は、大きく口を開いた地獄の底の上り下り。何とか頂上到達、4時間33分、良しとしよう。下りは胎内くぐりを通り、七高山を回って、外輪山で下りてきた。七高山(11:20)→鉾立(14:30)で、3時間20分。上出来だった。また、来てみたい。(山レコの記録では、歩き7:23,休憩1:59,合計9時間22分となっていた。)鳥海山、遠望。鉾立駐車場。にかほの街が眼下に広がっている。陽が沈む。隠れてしまった。山の上に満月、静かだ。7/21,日の出前。山が見えている。いつの間にか車も増え、皆さん出発の準備。5:05,登山届を出して出発。案内板。足元にはヨメナ。階段が続く。振り返ると鉾立駐車場の全体が見えた。奈曽溪谷が見える展望台に来た。切れ込みがすごい。鳥海山は雲に隠れている。ハクサンシャジン。ここからも谷が見えた。振り返る。鉾立駐車場が遠い。4人組に追いついた。ベテランリーダーはゆっくりとマイペース。しばらくは抜きつ・ぬかれつで一緒に歩いた。アキノキリンソウ。ヨツバシオガマ?7人組が行儀よく一列で休憩していた。シロバナトウウチソウ。タチギボウシ。山から太陽が顔を出し、陽があたり始めた。シラネニンジン。アマドコロの実?これから黒くなるの?ダイモンジソウ。初めて見た。赤いトウウチソウ。振り返る。4人組はマイペース。イワイチョウ。オヤマリンドウ。ちょっと写真を撮っているだけで、4人組に抜かれる。賽の河原到着。ほぼ1時間。山の中に入ってゆく。タチギボウシ。振り返ると休んでいた7人組も続いてくる。イワオトギリ。石畳が続く。ウメバチソウが白い。シラネニンジン?ウメバチソウの群生。イワショウブ。ご夫婦組も上がってきた。追い越された。ヤマハハコの花束。振り返る。雲が左から覆いかぶさってくる。御浜小屋が見えた。鳥居をくぐる。1時間36分。足元にはハクサンフウロ。小屋を過ぎ、湖が見える場所なのだが。ガスが流れる。左に進む。先が見えない。トウウチソウ。ハクサンシャジン。ハクサンイチゲが残っていた?これは?御田ケ原(ピーク)到着。2時間弱。イチゲ?ウメバチソウ?シャジン。ちょっと下る。分岐。下山の人は右に行った。湖のほとりを歩くのだろう。ガスの切れ目から頂上が見えた。あと2.7km。ウサギグサ、一つだけ。ニッコウキスゲもここだけ。七五三掛(しめかけ)到着。分岐はまだ先。振り返る。昔の分岐。左は通行止め。今はもう少し上で分岐。先方に柱が見えた。ここが新しい分岐。下りてきた人に話を聞き、千蛇谷から行くことにした。左へ。谷に下る。かなり急だ。雪渓が見える。足元にダイモンジソウ。雪渓を横断。問題なし。緑の斜面を登る。右は切り立った崖。薄い黄色が斜面いっぱいに広がっている。アオノツガザクラ。谷を振り返る。イワギキョウの青が濃い。シャジン。時折頂上が見えた。ホソバイワベンケイ。最初は黄緑色の花だそうだ。あと少し。オトギリソウ。斜面は黄色で覆われていた。オンタデ。ゴロゴロ岩が増えてきた。小屋が見えた!御室到着。お参りしてから行こう。後ろに新山がとがっている。地元の方がお祓いを受けていた。ちょっと戻って山頂へ(右へ)。足元にチョウカイフスマ。矢印があるのだが、足場、手場をどこにしたら良いかわからない。見下ろす。断崖絶壁だ。下で一緒になった秋田のご夫婦はリュックを御室に置いてきている。二人は早い。こんな場所、聞いていないよー。なんとか、頂上到着!!おっかなびっくりのへっぴり腰。今年10回目という方に撮ってもらった。外輪山の七高山に人がいる。下山は右側の七高山方面に。胎内くぐり。頭をぶつけそう。岩が続く。分岐まで岩を下りてきた。真っ直ぐに行くと神社。私は左の谷に下りる。谷の一番底にはまだ雪が残っている。イワブクロ(御室で買った「鳥海山百花典」に載っていた。)外輪山に出た。左側を10分ほどで七高山に行くとの案内。行ってみよう。七高山に到着。休憩。新山の人が良く見えた。お互いヤッホーと声を出す。七高山で休憩後、下山開始。外輪山を沢山歩いてくる。分岐は真っ直ぐに。チョウカイフスマ。梯子で下った。(下りて見上げた。)次も梯子。鳥海アザミは枯れていた。オクキタアザミ。この谷は、コバイケイソウが沢山咲いていたようだ。振り返る。御室が小さく見える。谷が深い。文殊岳。人が休んでいた。秋田のご夫婦が追い付いてきた。先に行ってもらう。斜面を見上げるとチングルマの羽根毛。もう一度ニッコウキスゲ。もう一度ハクサンイチゲ。キオン?分岐は真っ直ぐに。湖の脇は次回に歩こう。ホソバイワベンケイ。湖が見えている。鳥海湖とイワショウブ。小屋は素通りで下に向かう。賽の河原。白花のトウウチソウ。赤花のトウウチソウ。展望台到着。ガスで山は見えない。ミヤマコウゾリナ?ナナカマドが赤くなり始めていた。鉾立駐車場、到着。お地蔵さんに挨拶して、車に向かう。ああぽん西浜の日帰り温泉に入って帰ろう。(400円。お湯は茶色で、気持ちの良い温泉だった。)