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LOST RELIGION

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22-20s

22-20s

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2006.04.01
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■□■ チョコレートコスモス / 恩田陸 ■□■


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■「まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」
幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。
伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。
近々大々的なオーディションが行われるらしい。
そんな噂を耳にしたからだった。
同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。
舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。
稀代のストーリーテラー、恩田陸が放つ、熱狂と陶酔の演劇ロマン;演じる者だけが見ることのできる、畏るべき世界。
ふたりの少女が繰りひろげる華麗で激しい演劇バトル。
熱狂と陶酔の新・恩田ワールド!;「あたしはあなたと同じところに行きたい」;
舞台の上の、暗がりの向こう。
そこには何かが隠されている。
どこまで行けばいいのか?
どこまで行けるのか?■


■22-20sの感想■


■ああ。(ガラスの仮面)のオマージュだったのか。
読んだあとに気づきました。

しかし、そんなことはどうでもいいんです、自分は。
面白ければ、作品の出来が良ければなんだっていい。

これは面白かった。

恩田さんがやるとこうなるのかと感心してしまいます。
とにかく臨場感がすごい。
演劇のシーンのたたみかけるような臨場感。
特にラストの佐々木飛鳥と東響子の絡みは壮絶。

興奮の中、一気に読み上げました。

それはまるで、観客席に座わり、舞台を鑑賞している感覚なんですよ。(本の世界なのに)
しかも、ただ鑑賞しているだけじゃない。

身を乗り出し、前の座席の背もたれを握りしめ、食い入るように舞台を見つめる。。。そんな感覚。

それをこの作品では幾度となく味わえる。
良い舞台をいくつも生で体験したような、なんとも贅沢で気持ちのよい気分。

役者たちの舞台、芝居にかける思い。。。その熱い情熱を見せつけられましたね。
なんだかゾクゾクしました。(★★★★)■



チョコレートコスモス
チョコレートコスモス


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最終更新日  2006.04.11 12:52:10
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