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テーマ:最近観た映画。(40013)
カテゴリ:ももと2009までシネマ
「人生最大の分岐点を迎えたつもりだったが、チェロを手放したら不思議と楽になった。今まで縛られてた物から、すっと解放された気がした。自分の夢だと信じていたものは、夢では無かったのだ」小林
実に計算され尽くした無駄のない力作でした 舞台のような見応えがありました 何の苦労も知らずに小さな頃に 親がチェロを買い与えて チェリストになったに違いない などという当初の小林の苦労知らずの印象が 納棺師として一人一人を丁寧に扱う小林を通して 少しずつ彼の印象が剥がれて 彼自身も気づいていない 本当の姿が見えてくるという趣向が 実に巧みで素晴らしかったです そして死ぬということが決して異質なのではなく 生きるということと同じ日常なのだということや 死者を丁寧に扱うことが 同時に生者を丁寧に扱うことと 同じなんだと気づかされたり 素直に感動、素直に癒されました 「大丈夫だよ、うちは仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、全部対応してるから」社長 この手のゆる~いジョーク ・・・どこまで外人に分かるでしょうかね 場所が坂田であるべき必然性も 東北がクラシックが盛んな場所であることも すべてが調和して奏でるシンフォニーです 坂田フィルも山形フィルも 心に寄り添うような演奏が素晴らしかったです 久々に日本映画で感動しました 「それでも僕はやってない」以来かな~~
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Last updated
2015.08.01 15:13:13
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