こんにちは、今日も暑い一日でしたね。
さっき温泉に入ってきちゃったからよけいにあつい。
以前日本に住んでいたイギリスの友達が、
「冬ならいいけど、夏の温泉は地獄～！」
といっていたのを思い出しました。(*^_^*)
でも、とっても気持ちよかったよ。
（日記をダラダラと書いているうちに汗も引き、
今はとても涼しくなりました♪）

今日の温泉は私の日記ではおなじみの初恋リンゴ風呂。
（この写真は昨年10月のもの。男湯）



今の時期はリンゴは浮かんでいません。
だから初恋風呂というべきかな。
脱衣所には藤村の「初恋」の詩が飾ってあるので、
湯船に浸かりながらそれをのんびり眺めたりして。

平日午後のこんな時間（3時ちょっと前）だから
きっと貸し切りだろうと思ったのです。
ガラリと戸を開けたら、あれ、履き物が一足。
残念、先客がいるなぁと思ったら、
年輩のおばさまが脱衣所の畳の上で
気持ちよさそうにお昼寝をしていらっしゃいました。
たしかに気持ちいいんだよね、ここ。
風が吹き抜けて涼しいし、静かだし。

そーっと入ったつもりだったけれど、
小さい場所なのでしっかり起こしてしまいました。
それからはおばさまと私と脱衣所と湯船で会話。
こんなことができるのも、ここの温泉は
お風呂場と脱衣所の間に仕切りが何もないから。



ね？これ、なかなかいい間取りだと思いますよ。
なんだかんだとおしゃべりしてるうちに、
おばさまを小諸駅まで送ることになりました。(*^_^*)
タクシーを待つより早いもんね、ということで。
たいした手間ではないので遠慮なさらずと言ったのに、
ただでは申し訳ないからと、
息子にお菓子（信州名物みすず飴/果物のゼリー）を買ってくださって、
かえって高くついちゃったのでは？



フロントではおばさまと私を見て
「お母様ですか？」と尋ねられたのだけれど、
ああ、そうか、母と娘みたいに見えるのね。
母もどこかでこういう風に誰かと関わったりしてるのかしら、
なんてことをちらりと思ったりして。
本当に小さな関わりなんだけど、
その人を家族や友人のように感じられると、
なんだかあったかいものが生まれてくるよね。
まったく見ず知らずの人なのに。
顔を見て話をするっていいなぁ、
人と関わることって大切だなぁ、って
あらためて思ったひとときでした。

そういえば先日の安田純平さんも、
拘束されていたとき、いかにして相手と話をして
コミュニケーションをとるか、笑ってもらうかで
殺されずにすむかどうかが分かれてくると言ってたよね。
人は言葉を持つ生き物なんだから、
そのツールを上手に使えたらいいよね。
傷つけるのではなく、相手と理解し合ったり、
交流し合ったりする道具として。