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カテゴリ:康夫ちゃん・政治など
(10月2日の日記です) 3年ぶりに県庁に行ってきました。 考えてみたら、 康夫ちゃんが長野県知事でなくなってから、 一度も行ってなかったんだよねー。 時が経つのは早いものです…… 今日は仲良しの県議さんが一般質問ということで、 彼女の後援会企画(県会傍聴+浅川ダム予定地見学) に便乗させていただきました。 こんな機会でもないと なかなか浅川ダム予定地に行けないもんね。 で、実際に現地を見てきて、 浅川ダム計画はかなり無謀なものだと感じました。 ダムっていうとふつう山奥だと思ってたんだけど、 浅川ダムの建設予定地は長野市街地まで1.5キロ。 ダム展望台予定地からは 長野市街がすぐそこに見えていました。 もしダムの水があふれるような事態が起こると、 15分ほどで市街地は水浸しになるそうで、 住民が避難する時間はほとんどない という距離なんだって! また1985年に大規模な地滑りが起こり、 老人ホームがつぶれて死者を出した あの地附山から1.5キロ、 さらに1847年に起こった 善光寺地震の震央からも1.5キロという、 なんだか聞いただけでも危なそうな場所。 しかもこの辺りは砂防指定地域だったり、 地滑り防止区域だったり、 いわば地盤が脆いというお墨付きの地域。 昭和55年からダムに適した地盤を探して あちこち地盤調査をしたものの、 どこもダムを造るには適さないところばかり。 でも「ダムありき」の計画は止まらないから、 (康夫ちゃんはいちど止めたんだけどね) 一番最初の調査で断層にぶちあたって トンネル掘りを中止した場所から わずか数十メートルのところを、 それでもそこが他のどこよりも「ましだったから」 ということで建設予定地に決定したそうです。 1963年、脆い地盤の上に建設された イタリアのバイオントダムでは ダム湖左岸の山が地すべりを起こし、 その土砂がダム湖に流れ込んで津波が起こり、 その水があふれて下流域の村を押し流し、 2125人もの人が亡くなったと言う。 地盤が悪いことを承知で 無理矢理建設したダムだったそうだ。 浅川ダムもこんな事故が起こらないとは とても言えないような場所だと思うんだけどねぇ。 税金の無駄遣いということからいえば、 ダム予算のうち200億円はダム本体ではなく、 ダムの付け替え道路としてすでに使ってしまっている。 その付け替え道路についても順番がおかしくて ふつうはダム予定地が決まってから どこを迂回させるかという計画を立てて 付け替え道路のルートを決めるものなのに、 浅川ダムの場合はオリンピックがあったために 予定地決定よりも先に道路ができちゃって、 ダム予定地はそのあとに決まったんだって。 しかもこの道路の距離がたったの4キロで、 それに200億円もかけたって言うんだから ますます呆れちゃいますよねー!!! この付け替え道路ですが、 とてもすばらしいループ橋なんです。 でも考えてみたらこの土台も 脆い地盤の上にあるわけで、 両側の山も崩れやすい岩だということ。 もしここに大規模な地震や地滑りが起これば、 ループ橋がどうなるか…… 想像するだけで怖いです。 以前、北海道でトンネル入り口で 2万7000トンの岩盤が崩れ、 死者を出した事故があったけれど、 あんな事故も起こりかねないって、 案内してくれた内山氏が言ってました。 この浅川ダム、もっとおかしなことに、 ダムは水害対策のために造ると思うんだけど、 「浅川ダムに治水効果はない」と 県の土木部長が県会で答えているというのです。 うーん、ますますわからなくなります。 どうしてこんなに矛盾だらけで 安全性も確保されてない浅川ダムが必要なの? 長野県の民主党は浅川ダム推進と言うし、 まさに矛盾だらけの長野県です。 <関連リンク> ★★ダム日記>14 あばかれる真実 ★★地すべり ★★バイオントダム ★★大津波免れた 荒砥沢ダム土砂流入で専門家指摘 (河北新報 2008年07月02日) ★★浅川ダム反対で国交相に要請 (9月25日(金) 20:38) (NBS長野放送) ★★「浅川ダムの入札凍結を」 住民グループが前原国交相に直訴 (9月25日18時35分) (SBC信越放送) ★★;*。:*.☆。o:☆;*とりあえず、ラプソディ ★★信州ラプソディ ★★サルでも分かる浅川ダムの意味不明さ ★★県道戸隠高原浅川線新旧道 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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