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カテゴリ:神秘体験空間
神秘学では、普通の道徳を良心的に満たすだけでは不十分であり、また、よい人だと思われたいから、善良であろうとするなら、それは利己主義であると教える。神秘学の善への志向は、以下のようにはっきりしたものであるという。
善が進化を導き、悪が進化の妨げとなることを認識するので、善い事を行おうとするものである。つまり、善が人類を進化に導くことを信じるものである。 進化の善に対する、悪の外的な妨害や内的な妨害があるので、それを取り除かないといけないと教える。しかも、外から、人に善の力を与えることはできず、その人のなかにすでに存在しているものを発展させることのみが善の力となりえるという。 そのための5つのこころの修行があるという。 1.自由な思考のための、思考の訓練 完全に明瞭な思考を身に着けるために、外的な状況、職業、伝統、社会状況、民族性、業務などが、思考に影響を与え、思考内容の揺らぎを与えることから、離れる必要があるという。 そのために、1日5分間でも、全く自由な意志によって、通常の日常的な思考内容を、こころから取り除き、自分の発意により、思考内容を自分のこころの中心にすえ、思考の主導権を握ることが大切だという。 はじめは、なるべく無意味な思考内容を選ぶのがよいという。例えば、ナポレオンよりも、一本のピンがよく、そこから自分自身の発意によって、その思考内容と結びつくものを、事実に即して並べていく、思考の訓練をするとよいという。この練習を毎日、少なくとも一ヶ月間やり、新しい思考内容に取り組んでもいいし、一つの思考内容を何日も取り組むのもよいという。 この訓練の終わりに、自らのこころに注意をむけ、そこに見出される安定と確実さの感情を、意識化し、脳と脊髄に思いをむけ、安定と確実さをそこに注ぎこむのがよいという。 つまり、自由な意志(全身)からなる自由な思考(頭)から、こころ(心臓)のなかに、安定と確実さの感情を見出し、意識化して、それを脳と脊髄に、注ぎ込むのである。その行為によって、脳や脊髄が、自由な意志からなる自由な思考を行うことにより、心臓に生じる安定と確かさの、恩恵を受け、ますます、脳や脊髄が、自由な思考を行うように発展させられるようになる。そうすると、心臓はますます安定し確実性を増し、脳の神経系と心臓の律動系が、連動して、切磋琢磨し、自由と安定を発展的に獲得していくようになる。 神経系が自由な思想を身に着けると、その背後の神経をつくる魂から、より輝く内的な光を、神経は受け取るようになる。神秘学では、思考は神々のものであり、宇宙の至るところにあり、神々の思考は完全なものだと考えている。人間が思考できるのは、神々が思考を宇宙につくっておいたからであるとされる。つまり、人間は、神々の思考を鏡のように、部分的に映しているにすぎないとするのである。 長くなったので、2つ目の心の修行は次回に譲りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年01月23日 22時04分42秒
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