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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2023年06月02日
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カテゴリ:神秘体験空間
信長が好んだ敦盛の舞のように、その内容から、戦国時代には、まだ輪廻転生が言い伝えで残っていたようである。輪廻転生を信じていたとするなら、自らのカルマ、地上での、自分の使命も知っていたかもしれない。

信長が好んだ「夢幻の如くなり」の人生を継いだ秀吉の辞世の句で、自分の人生も夢だったといい、家康もまた辞世の句で、この世とあの世は同じようなもの、夢のようなもの、といっている。

ちなみに、秀吉の辞世の句
露と落ち 露と消えにし わが身かな なにわのことも、夢のまた夢

解説は以下を参照にしてくだされ
豊臣秀吉の辞世の句を超カンタン解説!秀吉最後の言葉と17年後の滅亡 | 歴史専門サイト「レキシル」 (rekishiru.site)

家康の辞世の句
嬉やと 再び目覚めて 一眠り 浮世の夢は暁の空
先にゆき 跡に残るも同じもの つれて行ぬを 別とぞ思ふ

解説は以下を参照に
【徳川家康】辞世の句と意味を解説!家康の優しさあふれる内容だった | 歴史専門サイト「レキシル」 (rekishiru.site)

つまり、信長も秀吉も人生は夢といい、家康は、あの世もこの世も同じといっているわけなんである。まるで自分のカルマを知っていたような感じもする。

シュタイナーによると、夢とは、あの世での体験を、この世の物質界に置き換えたものであるという。つまり、霊語(イメージ)で書かれた体験を、物質語に、脳が置き換えた映像である。

この世で表現できない非物質的存在を、脳が無理やり似たものに置き換えるので、不条理な映像になる。夜の睡眠中、その日の体験を再度振り返り、エーテル体に物質語で書かれた体験を、アストラル体の霊語に翻訳し、霊界に持ち帰るという。

そして、地上での年齢に応じて、以前紹介した天使たちと共に、カルマにどれだけ沿っているか、吟味し、翌日のプランが準備されるという。朝起きるときに、そのプランが漠然と夢のなかで暗示されるが、もはやハリボテの物質語で埋め尽くされているので、理解不能なものになってしまっている。

例えば、外国語の文を、単語だけ置き換えて、直訳し、文法などを無視した文のようなものである。しかも、霊語は言語というより幾何学的イメージに近いので、数学といっても、非線形で、曲線の多い形態らしい。

だから、物質語のままで人生を送ると、カルマを紡げずに、古い衣服をいつまでも着て生きるわけで、まるで発展性がなくなってしまうわけなんである。 

だから、睡眠はカルマにとって必須である。睡眠が不十分だと、次の準備ができないし、また、脳があまりにも唯物論に染まってしまうと、夢をみた記憶も失い、霊語を物質語に翻訳できなくなってしまう。

人間は、7歳毎の年齢に応じて、9位階の天使たちの指導を受けるが、下級三体の天使たち、特に人間の一つ上の位階の天使(エンゲロイ)は、いまの地球が、月紀と呼ばれた、月と一体だったときの人類で、いまの人間を直接指導していた。

月紀が終わり、月と地球が分かれた後も、月から人間を霊的に指導し、いまの人類が使う物質語にもまだ親近感をもち、物質語に近い音感をもつので、共同事業が行いやすく、だからこそ、人生の前半期、誕生から21歳まで、カルマを物質語に書き換える作業を、人間と共に行えるのである。

この前半のカルマは、前世の負債であり、つまり非道徳な行為を解消するため、克服するために、人生の前半期に書かれる、いわば宿命なのである。俗っぽい表現でいえば、前世の借金で、勿論、物質のカネではなく、道徳行為で、法であるから、法の借金みたいなもんである。

だから、自己破産すると、無法者となり、永遠の地獄行きになる。以前、高度な宇宙人から、地球は牢獄とみられていると紹介したが、それは道徳意識が乏しい、幼稚園児のような存在だからである。幼稚園児は保護者がいて、保護してくれるが、地球人には保護者がいないから、物質界に閉じ込めるしかないわけなんである。

カルマの負債、借金は、前世の死後、この下級三体の天使たちの支援の下で、自分の人生を振り返り、自分が他の人にした行為を、他の人に成り代わり、身をもって、体験し、次の人生で、もっと道徳的に生きなければいけないという反省や決意から生じたものなのである。

そして、次に、14歳から28歳まで、中級三体の指導に代わる。中級三体の天使たちは、太陽の住人で、太陽系の、物質性と霊性の間にバランスをもたらす、中庸の中道の存在であるという。

キリストは、太陽から降臨した形態霊で、人類に自我を与えた存在だと、シュタイナーは述べている。だからキリストは、人間の自我を道徳的に活動するように、物質性とバランスし、克服するように、指導しているという。

だから、下級三体の指導の下で、人間が物質語に置き換えたカルマ、つまり物質界での人間の物質的な行為に対して、道徳的なバランスを取りながら、霊的なカルマの指導を行う、いわば良心の核となる存在である。

21歳までに、下級三体と共に、人間が物質的な肉体を形成したなかに、道徳的な精神を、14歳から流し込み、自我を目覚めさせ、精神的な自律性、つまり思春期を形作るために、新しい精神を持ち込み、純粋に霊的に指導する存在である。

つまり、中級三体の天使たちは、借金に対して、それを返せるだけの返済能力を与える存在なのである。俗っぽくいえば、借金を返すための仕事を与える存在といえるかもしれない。だから、14歳から35歳までの中級三体の天使たちの指導により、人生の方向性がほぼ決まるわけなんである。

だから俗っぽくいうなら、もし転職をするのなら、大体35歳より前にすべきである。でないと、借金の返済能力を失う恐れもあるからで、負債を増やせば、次の転生に支障をきたす恐れも出てくるからである。

つまり、35歳を越えて転職すると、中級三体の指導を受けないので、不道徳になりやすくなり、肉体が硬化しやすく、怪我や病気に罹りやすくなるわけである。

エーテル体の記憶力は、下級三体の物質語の翻訳の指導が、21歳で修了するので、新しい用語を覚えるのが困難になり、物質的活動にのめり込んでいけばいくほど、肉体の消耗を増やすだけになる。

早い話、35歳を頂点として、カルマの解消がほぼ終わるので、この世から去る準備がはじまるので、記憶力が徐々に衰えていかざるを得ないのである。35歳を越えて借金をしても、担保となる補償がなくなるのである。勿論、物質的意味ではなく、道徳的意味においてである。

28歳からは、上級三体の指導を受けるが、この天使たちは、神のなかの神なので、開眼や心眼、霊視をもたないと、その存在を、物質界から、感覚的に捉えるのは不可能であるという。

上級三体の指導の下に、35歳までに、解消できなかったカルマと、更なる負債を、次の転生に持ち越すための準備がはじまるという。だから、35歳から、49歳までは、次の転生を決める活動となるわけである。

主に、この時期の不道徳行為は、ほぼ次の人生に持ち越されるので、病気や老いが進むのは、負債しきれないカルマを作り出している事にもなる。

返す見込みのない借金をしているので、物質的借金は、自己破産するか、肉体を失えば、チャラになるが、カルマは永遠で、天国とのつながりなので、解消できなければ、天国に行けない存在となる。

だから、レッドツェッペリンではないが、35歳からは、次の転生のためのカルマ、天国への階段をつくっているのである。

天国への階段をエレベーターで昇るために、シュタイナーの人智学的医学を紹介する。

         ★        ★        ★

 人間の健康も病気も、天と地の2つの活動の合力なのが、容易に見て取れるようになるには、次のような事実を理解しなくてはならない。

 つまり、人体の、心臓から上の頭部と、下の腹部は、全く逆に活動している。

 人体の上下は、両極性の原理に従って観察すべきである。この原理は、例えば、くる病と、頭蓋ろうとの間の、不可思議な違い、に現われている。

 下半身の、くる病(脊椎や四肢骨の骨軟化による湾曲や変形)と、上半身の、頭蓋ろう(乳児の頭骸骨の異常な軟化)の両者は、大体同じ病気にみえるが、発症部位が上半身と下半身で異なるので、両極性の原理から観察しないといけない。

 この両極性は治療にも重要な意味をもつ。下半身の、くる病には、燐を用いて治療できても、頭蓋ろうは、治癒の見込みが立たないはずである。頭蓋ろうには、人体の両極性に照らし合わせ、燐の治療とは逆の炭酸石灰を用いた塩の治療を用いないとダメだからである。

 人体の両極性から、次のような事実が明らかになる。医学で、ある治療法が提唱されると、その逆の治療法も、上下反対の発症部位において、治癒効果が認められるのである。というのも、この両者は両極性に基づいた相反関係にあり、いわば宿命だからである。

 だから、人体の両極性を考慮しない、治療法は無意味で、発症部位によっては、逆の治療法を行う必要がある。

 その為、ある治療法が有効なのは、人体の両極性に基づいた部位のみで、上下逆の部位には、逆の治療法を用いる必要があり、両極性を考慮しないと、ある治療論を別の治療論で撃退してしまう可能性も生じる。

 また、更に重要なのは、植物の物質活動と、人体の機能=エーテル活動とを、正確に見究める事である。





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Last updated  2023年06月02日 18時25分33秒
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