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カテゴリ:野球
おめでとう、渡辺監督! プロ野球日本シリーズ第7戦は、 埼玉西武ライオンズが、8回に見事に逆転し、勝利をおさめ、 対戦成績4勝3敗で、4年ぶりの日本一に輝きました!! 私の戦前の予想が、ものの見事に当たっちゃったよ! しかも、第7戦は平尾とボカチカが要注意と書き込んだら、2人とも打っちゃうしね。 明日、宝くじを買いに行こうかな(笑) 結局、日テレで中継した試合は全部西武が勝っちゃったね。皮肉~。 巨人には、一瞬のスキというか、おごりがあったね。 もっと挑戦者の気持ちでいかなくてはいけないのに、 先に王手をかけてしまったために余裕が出たせいか、受けて立ってしまった。 越智の8回の続投もその現れ。 あそこは誰もが、スイッチして豊田なり山口なりを投げさせると思っていたのに…。 7回にボカチカを三振に取って、このままイケると判断したのが落とし穴だった。 越智と心中も結構だけど、原監督はそんなことは今までやってこなかったはず。 手駒があるにもかかわらず、それを肝心な所で出さずに(出せずに?)負けたのは、 巨人ナインならずともファンは大変悔いが残ってるだろうね。 それしても、西武の片岡のデットボールの後の初球盗塁はシビれた! 走るのは予想できたのに、巨人バッテリーがそんなに牽制もやらず、 不意を付かれて簡単に許してしまったというのはあるけど、 あそこで初球から走って成功させた片岡が凄い。 そして、送りバントで三塁に行って、中島の内野ゴロでホームイン。 ノーヒットで1点。 まさしく、黄金時代の西武ライオンズのいやらしさを具現化した走塁だったね。 あの1点で完全に西武に流れが行っちゃったね。 その流れの現れが、次の中村と野田への連続フォアボール。 おかわり中村への敬遠気味のフォアボールはしょうがないとしても、 次の打者の野田へのフォアボールは絶対してはいけないこと。 中村は勝ち越しランナーになるんだから、その中村をフォアボールで出すということは、 次の野田を完全に仕留めることが絶対命題になっている。 その野田を歩かせて、当たっている平尾に回しちゃうんだから、 西武に勝って下さいと言ってるに等しいことだよね。 野田に打たれたのであれば仕方ないけど。 絶対してはいけないことをしてしまった越智をそのまま投げさせる采配はどうかと思うし、 自分のケツは自分で拭け的な続投(育成を考えての続投)も、ペナントレースならいざ知らず、 日本シリーズの第7戦の大事な場面でやることじゃないね。 打たれれば終わりなんだから。チームが日本シリーズで敗北しちゃうんだから。 投げさせる(信頼できる)投手がいないんなら別だよ。でも、ベンチやブルペンにいるんだからね。 あそこは平尾に打たれて当たり前。 と言うか、あそこで期待通りに勝ち越しタイムリーを打った平尾が凄いんだけどね。 あと、西武の勝因は、西口の後のリリーフ陣の完璧なピッチングだろうね。 西口を第7戦の先発に持ってきたのはびっくりしたけど、 3回から登板した石井一のピッチングは、更にびっくりしたね。 もう「圧巻」のひとこと。 「なんで俺を先発させないんだ!」という怒りに満ち溢れていたし、 「こう投げれば、巨人打線なんて打ってこないんだよ」と言いたげな投げっぷりに、 私は”男”を見たね。まだまだ石井一は投手として死んではいない。 第5戦に連打を浴びてKOされたエース涌井も、KOされたのがウソみたいな素晴らしいピッチング。 左腕・星野も完璧だったし、8回から投げたクローザーのグラマンもグッジョブ!! 9回は2番からの打順だったし、最後に同点の一発を狙っていたラミレスが控えていた所で、 完璧なリリーフ。 あの場面でグラマンに2イニング投げさせる所に、渡辺監督のしたたかさを感じたね。 第6戦の岸の好投により投げさせてもらえなくて、首脳陣に文句を言ったというグラマンに、 「だったら、抑えてみろよ」と言わんばかりの起用法。 これはグラマンのプライドを刺激するし、第1戦しか対戦していない巨人は面食らうだろうね。 なかなか少ない対戦では、長身から投げ込んでくるサウスポーのグラマンは対応しにくいよ。 また、最後に渡辺監督がグラマンに頼ったという事実で、グラマンに落とし前を着けたし。 さすが、投手出身監督という所かな。 何はともあれ、いろいろ語られているけど、 やっぱり西武の選手が、監督の顔色をうかがう野球ではなく、 失敗を恐れずに伸び伸びプレイする野球を展開してくれたことがうれしかったし、 見ていて楽しかったね。高校野球を見ている感覚に近いものがあった。 また、巨人の日本一で終われば、今年のプロ野球は大団円で終わるという風潮を 土壇場で覆してくれた所も痛快だった。 それと、自前で育てた若手が主力として活躍してくれたというのも、 FAで他球団の主力選手を掻き集めてきた球団が増えてきた中、凄く爽快感があったね。 やっぱり、そうでなければ、短期的に強くなっても「黄金時代」は築けないよ。 それは巨人の原監督も痛切に分かっていると思うけどね。 (だからこそ、今年は若手を使い続けたんだろうし) なにせ、スンヨプひとりの年俸で西武のスタメンの選手を賄えることが出来るんだからね(笑) それを考えたら、莫大なお金を払ってFAで取ってきても働かない選手に莫大な年俸を払うよりは、 自前で育成したほうがいいのは明白。 どうして、そこんとこを巨人の上層部(特に会長)は分からない? 原監督はよくやったよ。お疲れさま、パチパチ。 と、いろいろ語ってきましたが、勝負は紙一重。 第6戦も、9回の阿部の打球がホームランになっていれば、どう転んだか分からないし、 第7戦も、越智が平尾をショートゴロに抑えていれば、同点のままどうなったか分からない。 それぐらいの緊迫な戦いをしてくれた西武&巨人の全選手・監督・コーチに、 野球ファンのひとりとして感謝したいね。 面白い日本シリーズを見せてくれて、ありがとう! 第7戦までもつれてくれて、ありがとう! それでは曲です。西武が優勝した時に西武百貨店で飽きるほどかかる曲。 松崎しげるの「地平を駈ける獅子を見た」 どうぞ! ♪おう、おう、おう、ライオン、ライオン、ライオン~ 埼玉西武ライオンズ、日本一おめでとう! ライオンズファンの中島そよかアナウンサーもおめでとう!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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