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2009.07.21
カテゴリ：ポエム
 夜、外に出て、月が煌々と輝いているのを見ると うれしくなってしまう。 お正月が来ても、 バレンタインデーでチョコがもらえなくても、 ホワイトデーで誰にもキャンディがあげられなくても、 桜が咲いても、 恋が芽生えても、 高速で渋滞にハマっても、 仕事がうまくいかなくて上司に怒られても、 ボーナスの額が下がっても、 督促状が来ても、 バースデーケーキの上のローソクの数が１本増えても、 彼女にフラれて泣いても、 同期の人間が結婚しても、 おいしい焼肉が食べられてうれしくても、 母校が甲子園に行けなくても、 ひいきの野球チームが優勝できなくても、 大好きな人と別れの日が来ても、 クリスマスにひとりで過ごしても、 忘年会でおいしいお酒を飲んでも、 大晦日が来ても、 ４０年前に人類が足跡をつけても、 月は変わらず、微笑んでぼくらを見守っていてくれる。 その月が、明日は２１世紀最大のいたずらをするという。 強大な太陽に向かって。 今まで、ぼくらを微笑んで見守っていた月のように、 明日はそのいたずらを見守っていたい。 野暮な雲よ、明日は邪魔するな。 月よ、頑張れ。 それでは曲です。国仲涼子の「琉球ムーン」 どうぞ！ 
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Last updated
2009.07.21 23:45:28
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