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「天使の卵」村上由佳
「青の炎」貴志祐介 映画原作となった小説二連続。 これが読みたい!な訳ではもちろん無く、図書コーナーにあったから借りてきてみました。 『100万人の心に響いた』らしい「天使の卵」。 その100万人にアッシは入れないらしい・・。 映画では主人公の少年を市原隼人が演じ、ヒロインは小西真奈美姐。その妹に沢尻エリカ嬢。 予備校生の青年が電車内で見かけた女性に一目惚れ、その人はガールフレンドの姉で、父の担当医だった。 アテクシ、恋愛ドラマや映画に縁もゆかりも無いもので、こういうものにはその手に免疫が無いとやはり。 にしても、他の村上氏の本は読んだことあったのですが、若きデビュー作だからか、かなり真っ向勝負な恋愛小説。へへ~っと平伏しそうなくらいの純愛ピュアハートである。 小説は文章いいまわしで何とかあれやこれやと回避出来るが、市原と真奈美姐のビジュアルでバーン!とスクリーンでこられりゃ、参った!と言うしかない。 正面切って恋愛を扱った凡庸さを、選考委員の諸先生らは、上辺の格調高い文学ではなく、リアリズムとして捉え評価されている。 だからこそ、映像化してはならんやろ・・。 対して、同年代の青年が主人公だとしても「青の炎」はまったくテイストが違う。 こちらはアッシがニノでビジュアル化してるから、勝手にポイントが加算されてるかもしれませんが~。 母妹と三人の家庭の幸せを脅かす、母の再婚相手である義父の殺害を計画、実行してしまう青年の話。 「天使~」の主人公と同年代として、様々な社会や環境、家庭に対する葛藤や不安は変わらないものの、ベクトルが違う。でも、こういう奴もいて、同じ一つの教室にこういう奴も居るんだろうな~と言う、様々な悩める若者の一端がどっちからも伺える。 そういえばうちに「青の炎」はDVD取ったのがあったかも。 ん~どっちにしろ、アッシにゃやはり慣れた推理小説が良いようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/10/23 11:43:57 AM
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