カテゴリ:読書
泉鏡花生誕150周年です。泉鏡花記念館は、浪漫と幻想の作家・泉鏡花(1873-1939)の生家跡に建っています。当時の町並みの面影を色濃く残す地域にあり、浅野川、主計町茶屋街、ひがし茶屋街と隣接しています。
「滝の白糸」は、泉鏡花の小説で、以下のようなあらすじです。 『北陸一帯を巡業する見世物の中に、美人で勝気な男勝りで通っている水芸の太夫「滝の白糸」がいました。ある日、白糸は向学の念を抱く青年・村越欣弥と出会います。欣弥は士官の道を志しており、白糸は彼を東京へ送り、仕送りを続けます。しかし、その過程で白糸は浮世の辛さと哀しみを経験します。 ある晩、白糸は高利貸しの岩淵から金を借りますが、その金を別の一座の座長、南京出刃打に盗まれてしまいます。白糸は再び岩淵を訪れますが、その際に岩淵を刺してしまいます。 その後、白糸は官憲に捕らえられ、口を閉ざします。その間、欣弥は学校を卒業し、金沢地方裁判所の検事として任官します。欣弥が公判の検事として臨席したとき、白糸はすべてを告白します。そして、白糸は舌を噛み切り、自ら命を絶ちます。』 記念館では、映画の弁士が語る「滝の白糸」の名場面を、5回繰り返し聴きました。 泉鏡花の幻想世界を堪能することができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2023 08:54:56 PM
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