カテゴリ:歴史
『光る君へ』で藤原実資(ふじわら の さねすけ)が活躍しています。有職故実に精通した当代一流の学識人であったとされています。
道長が権勢を振るった時代に筋を通した態度を貫き、権貴に阿らぬ人との評価を受けました。最終的に従一位・右大臣に昇り、「賢人右府」と呼ばれました。 実資の残した日記『小右記』はこの時代を知る貴重な資料となっています。また、故実家・資産家としても知られましたが、物事の要点を押さえ、個人の利得や名声のために真実を覆さないという良識人でもあったとされています。 天元4年(981年)に蔵人頭に任命され、その後も参議・中納言・大納言と、華々しく出世しました。その後、当時の天皇・三条天皇からの寵愛を受け、治安元年(1021年)に右大臣に任命され、貴族社会の中でも強い権力を手にすることができました。 永承元年(1046年)に90歳で天寿を全うするまで、実資は右大臣として活躍しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 19, 2024 10:10:00 PM
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