第一真富士山とトウゴクミツバツツジ~ 2021.5.14
5月下旬~6月上旬にかけて安倍奥の山々に咲くシロヤシオ。それより少し開花の早いトウゴクミツバツツジを見ようと朝ヨガをさぼって出かけた~行く先は、第一真富士山。ヤマイワカガミも気になるところだが、、、!天気は良いし大して風もない しかし、予報では暑そうだ~平野第三登山口(795m)からスタート。ヲイ平(1060m)を過ぎ真富士神社へのトラバースに入ると、自然林に混じって鮮やかな紅紫色のトウゴクミツバツツジ(ツツジ科)が今を盛りと咲き誇っていた!苔むした岩の影に咲くミヤマハコベ(ナデシコ科)グリーンシャワーを浴びながら山頂へ最後の登り~誰もいない山頂は、独り占めです!第一真富士山(1343m)から東面の雲海に浮く富士山を眺望~ 手前は、高ドッキョウと貫ケ岳方面か~興津川や中部横断自動車道の先に駿河湾と白い雲の漂う伊豆半島を見る~安倍東山稜の末端部に位置する静岡市民おなじみの竜爪山も~薬師岳(左)と文珠岳(右)北西側の南アルプスは、雲のなかでまったく見えない~新緑と共に虫がまつわりつく季節にもなりました~虫除けスプレーも必携ですね!軽くランチを済ませて下山する。そこかしこにバイケイソウ(ユリ科)が繁茂していますが有毒植物なのでニホンジカの食害にも会わず幅を利かせている~マイズルソウ(ユリ科)まことに小さくて可憐な花です!ツクバネソウ(ユリ科)おもしろい花の咲き方をしています!満開のユキザサ(ユリ科)線香花火のようですね~そして、今日のもうひとつのお目当ては、ヤマイワカガミ(イワウメ科)真富士峠から第二真富士山へ登り始めてすぐに始まる痩せた稜線に群生しているのですが、残念ながら今年はすでに終わったようでした!ここは、標高もそれほど高くなく、日当たりがいいのと気候変動によって開花が早かったのかも知れません。花弁が落ちて萼片と柱頭だけが残るヤマイワカガミ!これはこれでまた趣があるように思います~咲いていればこんな感じなのですが~もう2~3週間すればここより標高の高い下十枚山周辺でも見られるかも知れませんね。 <2020.5.23撮影>さて、沢沿いに下山しながらあまり美しさを感じない花も撮ってみました!ハシリドコロ(ナス科)が咲き始めたよう~。根にアルカロイドを含んでいるので有毒植物の最右翼。間違ってこの根を食べると気が狂って走り回るところから出た名だそうです。満開した花を見てもなにか不気味さを感じる暗紅色でそれとわかります~これでもれっきとした花で、ヤマウツボ(ゴマノハグサ科)樹の根に寄生する無葉緑植物といいます。まるでお化けのようですね!でも、ひっそりとしっかり生きてる!!<参考コースタイム>平野第三登山口10:50~11:40ヲイ平11:50~12:55第一真富士山13:20~13:45真富士峠(ヤマイワカガミウォッチング)14:00~14:15ヲイ平~15:00平野第三登山口 歩数計→11650歩 2.5万図 駿河落合、和田島