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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:音楽
いつも、YouTubeが私のピアノの先生なので、あちらこちらの演奏を観て(聞いて?)回っているのですが、私がやっている「ブルグミュラー」に取り組んでいる「大人になってからピアノを始めた人」というのが何人もいます。 やっぱり、何か目標を持って取り組もうとする時に、この「25の練習曲」というのは 1.それぞれの曲がなかなかいい。バイエルやチェルニーなどの「練習」のように無味乾燥ではない。 2.それぞれの曲に課題があって、その曲を練習することで、スキルが一つアップする実感がつかめる。 ポピュラーな曲や好きな曲ばかり弾いていると、こうはいかない。 3.25曲、という数が、なんとか頑張れば全部出来るかも?という希望を与えてくれる(笑) というような良い点があるためでしょうか。 でも、だいたい私と同じで、2番の「アラベスク」でひっかかり、4番の「子供の集会」で四苦八苦しているようです(笑) 逆に、「あ、やっぱり誰でもここで苦労しているんだな」と思えて、慰められます(笑) ところが、一つだけ気になることがあります。 このブルグミュラーの練習曲、譜を読んで覚えるのに一週間から長くて二週間ぐらいかかるんですが、それから完成(と言っても、そこそこ弾けるようになる、ということですが)まで、さらに二週間から長いと一ヶ月以上もかかってしまいます。 そうすると、この間は、まったく譜を見ないで、つまり暗譜して弾いていることになり、一ヶ月から二ヶ月で一曲しか「譜を読む」という経験をしない、ということになってしまいます。 YouTubeに、「xx歳から始めるピアノ」という感じのビデオをアップしている人はたくさん居るのですが、多いのは、「この曲が弾きたくてピアノを始めた」という人。 ほとんどの人は私と同様、基礎練習などはすっとばして、曲にすぐ入っているんですが、こういう方は、その「弾きたい曲」をすぐにやり始め、それを3ヶ月とか半年とか、長い人は一年ぐらいかけて弾いている・・・・。 確かに一年も弾き続けると、それなりに弾けるようになるんですが、こういうのを見ると、じゃあ、他の曲を弾こうとしたときに、どうなるのかな、と思ってしまいます。 つまり、譜を観て、それで弾く、という訓練が全然出来ていない。 勢い、新しい曲をやろうとしたら、一音一音、鍵盤上で位置を確かめ、指使いを確認し、一小節、一小節ごとに、それを覚えて行って、やっと弾く、という感じでしょうか。 私の場合もこれに近く、ブルグミュラーの練習曲でも、新しい曲に入ると、また譜読みに時間がかかる、ということになります。 ピアノを弾き始めた今年の初めには、ト音記号しか読めなかったのが、今はヘ音記号、つまり左手用の楽譜も多少読めるようになったとは言え、それも下のソ、とかファぐらいまで。 それ以上低音側になると、「これは・・・・ソ、ファ、ミ、レ・・あ、レか!」という具合に、数えないと分からないし、ましてや和音は、一音一音確認しないと、形を観てパッと指が押さえられる、という風には全然なってない。 ということで、このブルグミュラー、練習を続けることは続けますが、これだけだと、読譜力が全然付きそうもないので、やっぱり「簡単な曲」で、「譜をどんどん読んでゆく」という訓練もした方がいい、いや、しないといけないんじゃないか、という気になってきました。 そうなると、やっぱり映画音楽系かなあ・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.20 05:50:48
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