カテゴリ:09本を読む
永遠の戦士4人のうちの1人。
そして私が読む最後の永遠の戦士サーガ。 銀の義手、隻眼には宝石をちりばめた眼帯、見えている目は紫と黄色に彩られている半神のコルム。 最初は人間的でなかったのに(人間ではないので当たり前だが)、人間の女性に恋をして、そのために戦いに挑んでいく。 相変わらず、このシリーズのヒーローは女性に恋々とする。 『剣の騎士』も『雄牛と槍』もそれぞれ3編を含み、分厚い文庫本だった。 コルムの運命が流転していく『剣の騎士』の方が面白かったかな。 コルムが使える法の神と、それに対峙する混沌の神々一族も出てきて、スケールも大きい。 『雄牛と槍』は前作から80年後(コルムはすごく長寿)のストーリーだが、長い割にインパクトは弱いかも。敵対する“フォイ・ミューア”の正体がよくわからないのと、最後にコルムが死ぬことになる必然性もピンとはこない。 それでも、4人のシリーズの英雄の中では魅力的な存在で、このシリーズを読了してしまったことがちょっと寂しい気持ち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.16 01:35:28
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