カテゴリ:09本を読む
風邪がひどい真っ盛りの先週、赤坂ACTで『リチャード三世』を観るはずだった。
結局、原作を途中まで読んだところで、風邪ベッドに沈んだのだが(笑)、薄い本だし最後まで読み終えておくことにした。 リチャード三世 リチャード三世は、薔薇戦争のときのイングランド王。 姦計に富み、不自由な身障者、というイメージだったけど、思いのほか劇中では動き回る。 こういうのを読むと、ヨーロッパの王権って闘って獲得するものなんだな、と割と当たり前のことに関心する。 そして、(シェイクスピアだからこれまたあたり前なんだけど)‘立て板に水’の口説き文句。 醜い男で、残虐な性格だとわかっていても、ねらった女性を落として陰謀に役立たせる。 シェイクスピアは女性の本質に関しては詳しかったかも。 きっと『マクベス』と同じように、実在の人物に対して圧倒的に作者の脚色が為されていると思うので、何百年も昔の異国の王サマを気の毒に思った。 やはり何とかして芝居に出向こうかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.27 00:10:32
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