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映画「本陣殺人事件」の作品評価は4点(5点満点)です! 映画「本陣殺人事件」 作品レビュー「型破りという言葉を絵にしたような」を楽天エンタメナビで見る あらすじ 原作は横溝正史の同名小説。金田一耕助シリーズ第一作目。 脚本・監督は高林陽一、撮影は森田富士郎が務めた。 旧家で起きた密室殺人のトリックに、探偵金田一が挑む。 山間の集落、広い敷地のある一柳家は江戸時代から続く旧家である。 事件は長男の賢蔵と久保克子の婚礼の日、 恙なく終わった式後の未明に起きた。 離れに休んだ若夫婦の部屋から、克子の悲鳴があがったのだ。 駈け付けた家族が見たものは、 日本刀で斬りつけられた克子と側に倒れる 血まみれの賢蔵の姿であった。 やがて、この「本陣殺人事件」を担当した磯川警部により 依頼を受けた私立探偵・金田一耕助がやって来る。 複雑怪奇な人間模様に絡められたこの事件を、 果たして金田一は解決することができるのか。 邦画史上でも歴史的名作の一本になるんじゃないかと思います。 先ず、金田一という探偵の容姿が、 それまでのスーツ姿の探偵という型を破り、 他の人には到底たどり着けない謎解きの 推理や発想をする人物像に華を添えていました。 現在のミステリー小説なんかから見ると、 横溝スタイルというのが、 なんとなく雰囲気で解るぐらいなのですが、 この作品は、原作の小説の一作目を映画にしているだけに、 その原点的な作品だったりします。 見る価値は非常に高いと思います、 同時に、金田一シリーズとしても順番的に最初なので、 ちょっと疲れるかな・・という感じ 今の時代から考えると、 物凄く妄想し過ぎの、定番の密室殺人だとか、 推理ファンタジーしちゃってるので、 当事はこういうのが面白かったんだ・・って思います。 そう、面白かったんです。 最近は、金儲け臭が強い作品多くて嫌気がさしてますけどw 金田一シリーズ第一弾なのですが、 そもそも、このシリーズはどう作られたのか? 金田一耕助はA・A・ミルンの探偵小説『赤い館の秘密』に 登場する素人探偵アントニー・ギリンガムの日本人化 また、 同じく書生から探偵業に本格化していった、 江戸川乱歩の明智小五郎 初期は髪がボサボサで飄々とした風体であったのだが、 段々とダンディに変貌していったため 外見を、初期の明智小五郎にしたそうだ。 そして、本陣殺人事件という作品自体は、 一度、「三本指の男」という作品が描かれてから、 それを書き直したものらしいです。 日本家屋で密室殺人を行うプロットにするために、 谷崎潤一郎の「春琴抄」の影響も受けたとの事 確かに、雰囲気有ったと思います。 完成された金田一シリーズのアイコンから見ると、 死体のデコレーションオブジェだけが足らない気がして、 それ以外は、だいたい初作にエッセンスが入ってた感じ 金田一耕介の風貌というのが、 年齢不詳でありつつも、30代40代ぐらいに感じるので、 幾つの時の事件だから若いとかそういうのよりも、 雰囲気的なもので考えてしまう すると、 ↓古谷一行の金田一が、本陣は一番良いんじゃないかと思う さて、年末の風物詩となりつつあるのが、 世田谷一家皆殺し事件ですが、 事件発生は2000年の12月12日 今年で15年目を迎える事になるんですが 犯人の指紋や血痕など個人を特定可能なもの、 靴の跡(足跡)の他、数多くの遺留品を残している点、 子供もめった刺しにする残忍な犯行、 さらに殺害後に長時間現場に留まった可能性が指摘され]、 パソコンを触ったりアイスクリームを食べたりするなどの 犯人の異常な行動、 これらの多くの事柄が明らかになっていながら、 犯人の特定に至っていないことでも注目される未解決事件である。 遺留品が沢山あるのに犯人が誰か?も解らない・・・ 一体、手掛かりはどれぐらい有ったのか? DNA 指紋 柳刃包丁 パソコンの通信記録 アイスやお茶などの飲食 被害者宅の物色と浴槽での作業 トイレの使用 リビングで仮眠 トレーナー(ラグランシャツ) ユニクロ製「エアテックジャンパー」で、黒色、Lサイズ ポケットの中の砂・遺留物 スニーカー(テニスシューズ)スラセンジャー韓国製 クラッシャーハット 灰色に黒色のライン アクリル100%毛糸織り マフラー緑色地で、赤と橙色、濃い緑の格子模様 ボア付きグローブ 黒革で26センチ 黒いハンカチ 無印良品 ヒップバッグ OD 韓国製 バッグの中の砂 カリフォルニア州の砂 >一番、記事を読んだのは新潮45ですが >侵入方法についてはシリンダーに細かな傷が付いていたことから、 >特殊なナイフで解錠して玄関から被害者宅に侵入している。 >また、 >犯人がラテックスゴムという軍隊などで使われる特殊な止血剤や、 >麻酔作用のあるベンゼドリンを使用していた >(一橋文哉 2002年1月号) > >警察の鑑識OBに依頼したところ、 >ソウル在住の韓国人男性の指紋と、 >現場に残されていた犯人の指紋が合致した。 >韓国では全国民に指紋の登録が義務付けられている。 >日本の警察は韓国人の指紋と照合して >誰とも一致しなかったとしているが、 >実際には日本からの捜査協力が韓国政府に拒否されている >(一橋文哉 2002年1月号)。 この話が嘘だったら、かなり無責任な話ですが もはや、ライフワークにして追い続ける人でした >犯人の指紋を著者自ら採取! >二〇〇〇年十二月三一日午前十一時半前、 >東京都世田谷区上祖師谷三丁目で発覚した一家四人惨殺事件。 >沢山の証拠が残されていながら、 >発生から十五年経った現在でも犯人は捕まっておらず、 >捜査は未だに続行されている。 >この事件をライフワークとして追い続ける著者が、 >海外まで追ってついに遭遇した犯人の姿とは? >犯人は今どこで何をしているのか、驚きの真相が明かされる。 ><目次> >序章 刺客 >実行犯は死んでいた! ?/韓国から来た「殺し屋」 >第1章 凶行 >一か所だけ凶器が違う?/少女は命乞いさせられた? >/ハムやメロンを丸ごと齧る/犯人の探し物は何だったのか? >第2章 誤算 >犯行を自供した男/宮澤家周辺で頻発したネコ虐待 >/3D画像が映し出した狂気 >第3章 迷走 >有力証拠は韓国限定の靴/ヒップバッグは微物の宝庫 >/外国人犯行説に傾斜する警察/密かに韓国に捜査員を派遣 >/母方は南欧人の落とし穴 >第4章 兵士 >キムタクのドラマにそっくり >/21世紀が来る前に殺ってしまおうか >/ジャンパーに韓国の土砂/軍隊用品が遺留された理由 >/紙コップ作戦の失敗/指紋がついに一致した! >/台北を経てロサンゼルスへ >第5章 接点 >アニメ制作に夢中だった夫/泰子さんに掛かった脅迫電話 >/宮澤家の転居先は未定だった/ついに姿を見せた主犯 >/逃走先にあったものは >第6章 真実 >米国で作られた殺人兵士/金田は宗教団体の幹部だった >/長男のことで相談を受けていた/事件前に深夜帰宅が続いた理由 >/カネ目当ての犯行だった! ? >第7章 復讐 >福岡に現れたクレージーなヤツ/コリアンタウンで迎えた男は >/ついに黒幕が登場! /モノレール内の激突 >最終章 亡霊 >浮上した元大物組長/李はカンボジアから来た うーむ、目次だけ見るとアクション映画みたいだ・・ まぁ、読んでみると、 ある程度、著者が犯人を特定していて、 在日朝鮮人出身でアメリカで訓練を受けた人間兵器による単独犯行 その殺し屋?を追って取材をして、 15年の足取りと、最近の大手暴力団の分裂騒動を絡めて、 あ~、なんかMOZUみたいな話なってんのね・・ ちなみに、他の雑誌の記事とかでは、 単独犯なのか複数犯なのか、 単独行動をサポートする人間が居た可能性もあるそうで、 屋内では単独犯だった可能性が高いとか、 ヘッドハンティングの会社との揉め事が原因とか 子供の障害関連の繋がりからの犯人説とか、 地元のネット掲示板では、犯人は既に自殺したあの人とか、 迷走しまくって、最初に戻ってまた迷走 それ、もう迷宮に入ってますから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 1, 2016 06:53:29 PM
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