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テレビドラマ「下町ロケット」の作品評価は5点(5点満点)です! テレビドラマ「下町ロケット」 作品レビュー「小説を元に2回目の早すぎるドラマ化」を楽天エンタメナビで見る あらすじ 精密機械製造業の中小企業・佃製作所の社長・佃航平は、 主要取引先の京浜マシナリーから、 突然、取引終了の通知を受ける。 資金繰りに困りメインバンクの白水銀行に 3億円の融資を申し込むが渋られる。 追い打ちをかけるように、 今度はライバル会社のナカシマ工業から特許侵害で訴えられて、 白水銀行からは融資を断わられてしまう。 法廷戦略の得意なナカシマ工業が相手では、 たとえ勝訴は濃厚でも裁判の長期化だけで 資金不足による倒産は避けられそうもない。 そんな時、 大企業の帝国重工の宇宙航空部長・財前の訪問を受け、 佃製作所が持っている特許を20億円で譲ってくれと持ちかけられる。 帝国重工は巨額の資金を投じて新型水素エンジンを開発したが、 特許は佃製作所に先を越されていたのだ。 航平は元妻・沙耶との会話で、特許譲渡や使用許可ではなく、 帝国重工が飛ばすロケットに 佃製作所で作った部品を搭載する道もあると思い当たる。 しかし、それでは特許使用料が入らないどころか、 リスクが高過ぎると、特に若手社員の反応は最悪で、 特許使用許可か部品搭載の夢か、航平は思い悩む。 一方、部品供給を断るつもりで佃製作所を訪れた財前は、 航平に案内されるままに工場を見学し、 その技術の高さに部品受け入れもありうると考えるようになる。 そんな財前を出し抜きたい富山は水原本部長に取り入り、 財前に変わって部品供給のテスト担当者になる。 「たかが町工場の部品搭載など」と見下す富山が率いる帝国重工と、 部品搭載よりも特許使用料による給与への還元を願う社員との、 部品テストが始まった。 前作から数年後。佃製作所は、また経営の危機に陥っていた。 量産を約束したはずの人工心臓用のバルブの取引は 試作品段階で打ち切られ、 NASA出身の社長が率いるサヤマ製作所に取引を奪われる。 帝国重工とのロケットエンジンの開発でも、 サヤマとのコンペを余儀なくされ、性能ではまさるものの、 サヤマのかけひきに敗れ帝国重工との 取引ができなくなる危機に直面する。 そんな時、かつての部下から、 「ガウディ」という心臓に埋め込む人工弁の開発依頼が持ち込まれる。 これが完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。 しかし、開発に携わる大学教授は、 人工心臓開発の中心人物の弟子であり、 その妨害により、開発に必要な実験開始の認可がおりない。 窮地においこまれた佃製作所を救ったのは、 人工心臓の臨床試験の被験者の急死という事故が、 サヤマ製作所がデータの偽装をした バルブを使っていたからだということが判明し、 サヤマに警察の捜査がはいったからだった。 佃製作所のつくった人工弁は、 無事実用化に向けてスタートを切ることができたのだった。 あらすじ引っ張ってきたら、超長かった・・ 先ほど、見終わったばかりでの感想です。 物語の内容については、 モノづくりの日本を鼓舞するネタに相応しい話でした、 一度、有料放送で映像化されていたのですが、 日本頑張れ!というメッセージ性が強い内容です。 昨今の日本社会の動向を見て、 素早く大金を投入してドラマをリメイクした感じ。 あまりに良い話なので、何度見ても面白いドラマでしたが、 TBS版で気になったのは、 台詞の多いタレントさんの滑舌の悪さでしょうか、 僕も技術畑の人間なので、 会議で長い台詞を語る場面は良く見るのですが、 ホンモノの技術者さんは、考えながらズラズラ~っと話すので、 頭が良い人同士じゃないと 何を言ってるのか解らないなんて事も多いので、 やっぱりアレは凄い事なんだな・・って実感しました。 前半のロケット飛ばすまでは、 ライバルとの切磋琢磨の末に、フェアな勝負をした結果という、 あまりに良い話で、日本人の鏡 後半では、不正を暴くサスペンスみたいになってて、 どっかで見た事ある話でした。 技術とは?という問いについて、 哲学的に考えてしまうものがありました。 IT関連に当てはめると、新陳代謝が激しいと言われていて、 以前の経験が全くゴミになってしまう事もあったりして、 僕としては、結局のところお金の数字にしか興味なくなり 契約とハッタリで幾ら?という所までで、 あとは、徹底的に趣味のためのみに生きる感じ 自分に投資せざるをえない状況に追い込まれますし 家庭がある奴が、一日12時間も毎日働くのか?とか、 普通に考えておかしな世界に居てましたから 下町ロケット見て、少し悔しい気分になったかもしれない、 しかし、派遣が長かったせいもあって、 自分自身が、いつか捨てられる部品だって意識あるから、 もう、そういう時代じゃないよねって思ってしまう。 そもそも、こういう 下町の町工場から、天下を取るような話というのは、 それこそ、松下や、本田、ソニー等々の黎明期の話でして、 昭和の伝説的な話ですよ 2000年頃を境に、日本の就職事情がおかしくなります。 それは、まぁ95年ぐらいから見てれば解ってた話ですが、 順を追って振り返ると バブル崩壊以降、企業は人を雇うことに躊躇し始めます。 その結果、リストラという言葉が流行ったぐらいでして、 会社で無駄な人間を追い出すんですが、 その辞めたくないのに辞めさせられる人達は、 それまで、社会において経験もあり、 会社の中でも、その業種での知識や経験あったのに追い出される そういう部類の人達 そこに、新卒の人が入れるのかどうなのか? お受験ブームで、とりあえず大学までは出とけブーム 受かりやすい文系というのが、大学の財布を潤していて、 じゃ、就職はそっちの道に行くんだね?っていうと、 そうは考えてなくて、大手のゼネコンをトップに、 お金沢山くれる会社を志望する人だらけでした。 まぁ、言い方悪いですけど、 93年~2000年にかけての4大卒は、 将来甘く見すぎてて、勉強もしてませんで、 いわゆる、ジャンプ世代、ファミコン世代 とか言われてたりの連中ですし、 消費してくれてこその価値がある人数多い層なので、 大学側もリゾート化して受け入れて稼いでたんですな。 当然、確実に就職や道があったのは理系だけ。 例えば、外国語の文学科を出てたりしても、 英検はMAXまで取れてないという人だらけだったり、 情報処理の仕事に就くのに二種は取ってませんとか、 職業訓練出以下のスペックで平気で就職活動して 何も出来なくても学歴さえ有ればという世界でした。 その層を会社側が飼えなくなった限界辺りが、 1998年頃でしょうか、 気休めのデータで、会社の稼働率なんて25%ぐらいとか、 忙しいときで75%なんて話が飛び交ってて、 なんだ、全開で頑張ってないのかって話でした。 それまで普通にもらえる筈だった待遇 有名なところで、クレヨンしんちゃんのパパの収入、 35歳で、月収は手取りで30万円(額面約40万円程度)、 年収は約600万円前後 こんなの、30代で貰える世界じゃなくなりました。 原作は昔に書かれてるから設定そのまま これが、中流家庭だったんです 業種によっては、一生かけてここまでたどり着けない 格差社会になっていますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 1, 2016 07:03:40 PM
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