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ピアノ調律師の日々

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2007.03.22
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学生の時からの友人のI君と、横浜でのコンサートに使用する為に調整を予定している、まだ鉄骨が使用されていない、19世紀前半のプレイエルのフォルテピアノの作業下見に、おなじ八王子にお住まいのA先生宅に伺った。
前回調律のみ行ったので、中をどう料理するべきなのか、チェンバロ~フオルテピアノの技術を専門にする、I君に、木工関係の修復やフォルテピアノ独特のこつについて、色々アドバイスを受けながら解体した。

Pleyel fp


木工は、本当に細かく作業されている。ばらして行く程、いまならコンピューターで削り出して行うであろう細かな作業がどんどん目に飛び込み、当時の職人に敬意の念を抱く。カミュ・プレイエルが生きていた時代である。ショパンもこの響きで作演奏していたんだ、と、アクションをばらしていくと、当時のピアニスト達の表情が時を超え自分の心に映るような錯覚すら覚え、改めて時を伝える楽器のすばらしさを再認識する。

Pleyel fp Mechanik


現代のピアノアクションより本当にシンプルだが、使っている素材が本当に良く作業が緻密だ。
「よくもまぁここまでやるわ。。。」とI君と語りながら、良い音を出す為の作業のこつや、段取りを話す。
工房に5月に入れ、一週間程作業する事になった。
コンサートはみなと未来でよていされているので、また、ブログで詳しくご案内します。

鍵盤側につくジャック(突き上げ式アクションのほぼ原型)
Pleyel fp Stosszunge





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最終更新日  2007.03.22 18:05:33
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