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2012年10月24日
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カテゴリ:小説すばる2012年
小説すばる 2012年11月号

世界地図の下書き 第一話 朝井リョウ

児童擁護施設で暮らす小学六年生の太輔。
彼はまだ、世界を知らない・・・。著者初の長編連載、スタート。

(小説すばるより転載)

小説すばる2012年2月号に読み切りで載っていた
「ひらかない蛍」の続編というか、長編に切り替えの話です。
「ひらかない蛍」では小学三年生だった太輔は小学六年生になっています。

児童擁護施設なので、みんな親とは一緒に暮らせない子供ばかり。
美保子だけは母親が居るので将来親と暮らせる可能性がありますが、
そのほかの子は親がいません。

主人公太輔(たいすけ)も両親がいませんが、兄弟もいないので
孤独感は人一倍あります。

太輔の班のリーダー・佐緒里も高校三年生。
佐緒里も弟がいて、辛い別れを経験していますが、
今回はそれに触れられていません。

親が居ない寂しさと不安と孤独感。子供たちは根底にそれらを抱えて生きています。
幸いなことに両親のいる私には想像がつきませんが、
その寂しさは大変なものでしょうね。子供だけに余計に。

最後は太輔の過去の話で涙涙。キルトの話が切ないです。
この先、子供達はどう変化していくのでしょうね・・・。

ところで朝井リョウさんて大学を卒業した後、就職したのですね。
てっきり専業作家になるのかと思っていたら、社会人作家になるとは!
修行のためなのか、まだ作家では食べていけないのかわかりませんが、
朝井さんほどだったら専業作家で生計が成り立ちそうですが・・


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最終更新日  2021年01月26日 08時53分40秒
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