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2018年09月18日
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カテゴリ:小説すばる2018年
小説すばる 2018年9月号

真実の航跡 最終回 伊藤潤

1944年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、
スマトラ沖で、イギリスの商船「ダートマス号」を撃沈、
捕虜百十五名を捕獲した。その後、一部を除いた
大多数の捕虜が殺害されるという事件が起こる。
敗戦後、「久慈」艦長である乾と、「久慈」が
所属する第16戦隊の司令官・五十嵐が戦犯として
起訴された。戦犯を弁護するため、香港にやってきた
若手弁護士の鮫島は、友人の弁護士の河合とともに、
この「ダートマス事件」を担当することになる。

(小説すばるより転載)

戦犯裁判をテーマにしたフィクション。

物凄くリアルなので、
ノンフィクションと錯覚してしまいます。

敗戦から間もない時期に
戦犯の弁護をする鮫島。

敗戦国の一人として、
様々な屈辱を味わいます。

でも、敗戦から立ち上がる勇気を糧に、
必至で手を尽くす鮫島。

新しい日本を作る、と誓った鮫島。
この時代に、希望に燃えて
このように考えた人物は沢山
いたかもしれません。

そのような人々に自慢できる
世の中になっているのでしょうか?
・・・・・

五十嵐元司令官の手紙が、
胸を打ちます。

戦後はこのような
被告に不利な戦犯裁判が
行われたのでしょうね。

敗戦国だったので、
仕方無い部分があったのでしょう。

改めて太平洋戦争を考えさせられる話でした。








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最終更新日  2018年09月18日 20時42分59秒


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