カテゴリ:小説すばる2024年
小説すばる 2024年4月号
ヒトラー 第四部 第七回 佐藤賢一 ズデーテンラントのドイツへの割譲を望むヒトラー。 戦戦も辞さないその覚悟を前に、 英首相チェンバレンは平和的解決を画策する。 (小説すばるより転載) イギリスが主体となって、 ドイツのチェコスロバキアへの侵攻を阻止する 努力を続ける。 ギリギリの段階で、侵攻は防げたが、 ヒトラーにとっては不満だった。 とにかく何が何でもチェコスロバキアを併合する気だったのだ。 イギリス憎しを強めるヒトラー。 しかし国民もヒトラーの暴走に気づき始めていたのかもしれない。 そして、ゲッペルスに醜聞が持ち上がるが、 人種差別の強いヒトラーは、 ゲッペルスの個人の問題にまで介入する。 チェコスロバキア問題では 何とか戦争を防ぎましたが、 ヒトラーの野望が野望だけに、 先が思いやられる展開ですね。 だれにも止められないヒトラーの暴走。 ドイツの政治家や軍人にも 正常な感覚を持った人がいながら、 止められない恐ろしさ。 独裁は怖いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月16日 23時25分13秒
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