給水塔から見た虹は 第四回 窪美澄(小説すばる2024年6月号)
小説すばる 2024年6月号給水塔から見た虹は 第四回 窪美澄母・里穂とぶつかって以来、気持ちの晴れない桐乃。わだかまりを振り払うように勉強に集中するが、クラスメートたちとの関係にも大きな変化が生じ・・・。(小説すばるより転載)桐乃のクラスメート・ケヴィンの行動によってクラスでの立ち位置に変化が生じる。家では疲れている父母の姿を見て母親に憎悪を燃やす。桐乃の母親に対する言い分はわかりますが、母親の強い思いもわかるので、何ともやるせない気持ちになりますね。それにしてもケヴィン、問題児ですね。ケヴィンはケヴィンで事情を抱えているのでしょうが、困ったもんだ・・・。読んでいて益々ドヨーンと落ち込んだ回でした。