宿泊客ではないけれど 門井慶喜
オール読物2011年7月号宿泊客ではないけれど 門井慶喜短期集中連載の「衆」堂場舜一さんとか、連載の「沈黙のひと」小池真理子さんとかが、載っていますが、続けて買うつもりのないオール読物、読まずに素通りです。読みたいのですがね・・・連続して買わないと、結局読みきりしか読まないはめになってしまうのは、仕方がないですね。「宿泊客ではないけれど」ももしかしたら連載なのかもしれませんが、とりあえず読みきりであったので、読みました。ホテルポラリス京都に勤める「ひら」の従業員・坂名麻奈とホテルのチーフコンシェルジェ・九鬼銀平。宿泊客の桜小路清長は名門の御曹司。桜小路清長は24歳なのに大学を卒業出来ないので、叔母のあき子が何とかしようとしゃしゃり出てきて、大学卒業するために、コンシェルジェ・九鬼銀平に無理難題を押しつけてきた・・・いやー、面白かったです。博学なコンシェルジェ・九鬼銀平のおかげで、坂名麻奈とあき子の悩みは解決。このコンシェルジェ・九鬼銀平が素敵です。博学な事この上なし。アメリカ映画「ディナーラッシュ」に出てくる、博学なバーテンダーと良い勝負か?(ジャンルが全く違うけど)シリーズ化したらかなり面白いシリーズになりそうです(もうシリーズ化してあるのかも)