Good old boys 第一回 本多孝好(小説すばる1月号)
小説すばる 2016年1月号Good old boys 第一回 本多孝好市内屈指の弱さを誇る少年サッカーチーム”牧原スワンズ”。そこに子供が所属する父親たちは、それぞれ悩みを抱えていた・・・。(小説すばるより転載)本多孝好さんの新連載は、何と少年サッカー!少年サッカーチーム「牧原スワンズ」の4年生は一度も勝ったことが無い一番弱い学年。その四年生の行也とその両親が今回の主役。弱い四年生の父親はキャラも濃くて、ユウマの父は元プロサッカー選手。リキのパパはジョアンさんと言ってブラジル人。弱いながらも四年生も、紅一点のハルカは街でスカウトされるほどの美少女とか、才能があるのかないのか、さっぱり分からないキーパーのダイゴとか子供も個性的。もちろん子供も話の中心でありますが、行也の両親の話が後半展開されて、感動してしまいました。感動と言ってもじわじわ来るタイプで、いかにも本多さんらしい。へぇ~、こう来るんだ~。何よりも会話は重要ですねえ。やっぱり本多さんの話、好きです。これは次の第二話が超楽しみですね。