高額医療費とは
患者の家計の負担を軽減する目的のための制度で、
月ごとの窓口での医療費の支払いが所得に応じた
限度額内にとどめらるというものです。
以前はいったん窓口で支払った後で、申請後に還付されていたのですが、
平成19年に制度改正があり、「限度額適応認定証」という書類を病院に
提出することで最初から限度額の範囲内でのみの支払いでよくなりました。
ただし、差額ベッド代や食事代は限度額に含まれません。
<高額医療費負担額>
上位所得者 150,000円+(総医療費-500,000円)×1%
一般所得者 80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
低所得者 35,400円
※同一世帯で1年以内に3回以上高額医療費の支給を受けている場合は
4回目以降の負担額が低くなります。
手続きの流れは
1.自身の加入している保険の窓口(社会保険事務所や市区町村など)で
高額医療費の申請をする。
2.限度額適応認定証を受取る
3.限度額適応認定証を病院に提出する(確認したらすぐに返してくれます)
これだけです。
私は父の入院の際に大阪の某区役所で手続きをしましたが、
5分くらいですぐに発行してくれました。
今回自分の入院のために会社の保険組合に提出する書類を今日返送しました。
コチラも結構簡単な書類でした。
すごく簡単な手続きで金銭的な負担が軽くなるので、利用しないとソンですね。
詳しくは社会保険庁のHP
ただし、注意点があって月ごとと赤字で書いたように
月をまたぐと限度額がクリアされるので要注意です。
入院するなら月をまたがないほうがいいですね。
それとは別に会社の健康保険組合で付加給付があるようで、
レセプト1件あたり25000円を超えた金額については後日自動的に返金があるそうです。
と言うことは、
食事代、差額ベッド代などは自己負担ですが、それ以外の医療費については
実質25,000円だけ払ったことと同じになります。
めっちゃ助かる~
と喜んだのですが、実はこの25,000円というのは今年の4月に改定されたようで
3月までは7000円でした。
そういえば、3月にMRIを取った時に支払ったのが8000円ちょっとで
後日1000円くらい返金されていました。
7000円までならもっと良かったのに・・・
ってのは贅沢ですかね。
(注)
付加給付については各組合によって違うようです。
今回のケースは私の会社の組合の例です。
ご自身の制度については各保険組合にご確認下さい。