隠者の遠近見聞回想録

かつて私も在籍し今はそのOB会会員になっている、
今年、創立３０周年を迎えた某青年会議所の、
周年事業記念誌が送られてきて懐かしく拝読した。

青年会議所（JC)は単年度制をとっており、
一年度ごとに理事長以下の役員が改選される。

理事長は、
その年度の活動スローガンを定め、
役員人事や組織編制を行うことになっている。

３０周年事業記念誌には、
初代から３０代までの理事長名とスローガンの一覧があり、
懐かしく思い出しながら往時を振り返ってみたりしている。

日本中の青年会議所は、
「明るい豊かな街づくり」を共通のスローガンにしている。

こうして過去３０年を振り返ってみると、
毎年度、ほとんど変わり映えがしない活動だったようだ。

新年度の新しい理事長は、
誰も去年度とは違う活動をしようと意気込むのだが、
結局のところ、毎年度、同じような活動にならざるをえない。

その原因は単年度制にあるように思う。

一年間でできることなど限界がある。