奇改屋のチラ裏雑記

山梨県北杜市（旧武川村地域）を舞台に、
何にも興味を持たない没個性的なひとりの少女が、
一台のホンダ・スーパーカブ50と出会い、
スーパーカブとの関わりを通じて成長しながら、
自分の世界を広げていく様子を描いた物語。

いまだにオレは、何も無いけれど。
11歳の時、YAMAHAメイトを乗った時のことを
想い出した。冷房の室外機にぶつかって派手にこけて、
半ズボンだったこともあって、大きなカサブタをつくったっけ。
それから数年後、HONDAタクトに乗って国道134とか走った。　

自分には何もない…そう思っていた少女がバイクと出会う。
そんな物語だ。
スーパーカブが、彼女を変え人と繫がっていく。
とてもハートフルな物語。

自分には何もない…そう思っていた少年がバイクと出会う。
あれから数十年、まだバイクに乗っている。
相変わらず何もないけれど。生きている。
まったく心温まらないストーリーだけども、
生きてさえいれば、いつかいい事が来る。
そう確信して生きてゆく。





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スーパーカブ（1） （角川コミックス・エース） [ 蟹丹 ]​
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