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2008年05月26日
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カテゴリ:時事問題
年収200万以下が1000万人突破、30歳代前半男性で臨時雇用者が2割、生活保護世帯が100万突破・・・こんなニュースをきくと、日本にも確実に貧困層が増大しているという感がある。
もちろん年収200万以下の中には主婦や学生もいるだろうし、この全てが貧困者というわけではない。一方、臨時雇用といっても、これが非正規雇用のすべてではないので非正規雇用となるともっと比率は高いだろうし、生活保護を受けていなくても実質それと同等かそれ以下の生活をしている人も多いだろう。
要するに正確な数値はつかみにくいのだが、格差の負の側面として貧困層が確実に増えてきているということだ。よく格差格差というが、格差それ自体が問題なのではない。
格差の影の側、貧困層が増大し、その貧困の程度が深化していくことが問題なのだ。
優れた頭脳やスポーツ選手が何億稼ごうが大いにけっこう。
ただ街中に希望のもてない人々の群れがあふれるのはごめんこうむりたい。

近現代の歴史をふりかえると貧困層が増大すると彼らの意をていして急成長する政治勢力が必ずでてくる。
巨額の賠償金支払いによる国庫負担と不況に苦しむドイツでナチスが台頭したのは周知のとおり。日本でもジリ貧とかドカ貧といわれる中で大政翼賛会体制がスタートした。
貧困者の声を代弁となると社会主義や共産主義勢力となりそうなものだが、歴史をみると必ずしもそうなっていない。
むしろ貧困者の支持が民族主義的勢力にとりこまれていく現象がみられるのだ。

貧困層ほど民族主義にとりこまれやすい・・・こんな仮説はなりたつのだろうか。
例えば、○○民族の象徴とされるような王様などがいる国では、そうした王様を熱烈に崇拝している人ほど、むしろ経済的には下層に属する場合が多いのではないか。
そういえば、アメリカでは貧困層の白人にとっては白人であること自体が最後のステータスだという話をきいたことがある。もしそれが本当なら貧困層にとっても○○民族であることがステータスとなりうるし、そんな主張が受け入れられやすいのかもしれない。
機会の平等がある程度は達成された近現代社会では、貧困も本人の能力や資質に原因がある場合が多い。
実は、それを踏まえた上で、なおかつ貧困者を量産する政治システムに異をとなえたり、人間としての尊厳を維持するための生存の権利を主張する方がまっとうだと思うのだが、民族主義にいってしまうのはなぜなのだろうか。
誰しも自分を「弱者」だとか「敗者」だとは思いたくない。
そう思わずに、自分は純粋なアーリアン民族の一員でそれだけで優れていると思っているほうが精神衛生的にもよい。
同じような囁きがなんか今の日本の貧困者に対しても行われているようにみえる。
「日本人に生まれただけでも稀有の幸運なのだと思え」と。





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最終更新日  2008年05月26日 21時46分45秒
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