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こんな話がある。
たった一言で家族が崩壊という話である。 会社で夫が不本意な辞令を受けて帰宅すると、妻も落胆し、息子に「お父さんみたいにならないように勉強しなさい」と言ったという。「お父さんみたいにならないように…」というのは、まさに傷に塩をすりこむような言葉で、夫は即時に離婚を決意し、後年になってその時のことをふりかえっても離婚という選択について全く後悔していないという。 考えてみれば親子と違い、もともと他人である夫婦なんていうのは、非常に脆いきずななのかもしれない。それどころかもともと他人である人間同士のつながりが何十年も続くなんて言う方が奇跡に近いといった方がよいのだろうか。 * この話で怖いと思うのは妻の気持ちも夫の気持ちもよくわかるのである。 それだけにこんなことは、あちこちにありそうな話なのかもしれない。 妻はおそらく夫の学歴、さらにいえば偏差値や知能程度にもともと不満をもっていたのではないか。夫の仕事が順調にいっているうちはよい。それが夫の挫折(出身大学の偏差値の故と妻は解釈)の時に、その不満が爆発したのではないか。 寄生虫根性といってしまえばそれまでだが、夫の地位を自分の地位であるかのように考える女性は昔も今も多い。そしてまた、自分は努力したり困難に向きあったりという気はさらさらないのに、夫にだけはそれを期待するという妻も多い。 * 一般論であるが、そうした寄生虫根性のさしてない妻の場合でも、学歴格差婚、偏差値格差婚というのは壊れる例がどうも多いように思う。この場合の格差というのは妻の方が上位というケースで、夫上位の場合にはほとんど問題はない。 その一方で、夫の方が知的レベルが明らかに上位で妻が夫を心から尊敬しているようなカップルはいつまでも幸福そうにみえる。 * ただ、性格などと違って学歴や偏差値などは結婚前から分かっていることだ。 幸か不幸かそうした結婚をした場合、結婚後は片目あるいは両目をつぶるような智恵も必要なことではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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